史上最高値を更新したダウ平均を示すモニター=10月31日、ニューヨーク証券取引所(AP)【拡大】
【ワシントン=小雲規生】10月31日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、日銀の追加金融緩和が好感され、終値は前日比195・10ドル高の1万7390・52ドルと約1カ月ぶりに史上最高値を更新した。また、ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、29日に量的緩和政策の終了を決めた米国と日本の金利差拡大が明確になるとの見通しからドルが買われ、一時、1ドル=112円47銭をつけ、約6年10カ月ぶりの円安水準となった。
株式市場では日銀が追加的に市場に供給する資金が米国株の買いにまわるとの見方が出ている。また2014年7~9月期の決算発表で市場予想を上回る企業が相次いでいることも投資家心理を下支えしている。
ダウ平均は中東情勢の不安定化や国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しを下方修正したことなどから、9月中旬から10月中旬にかけて下落が続いてきた。その後は米国経済回復への期待が高まった結果、値上がりが続いており、今回の日銀の追加金融緩和がいっそうの追い風になったかたちだ。
幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も史上最高値を更新し、終値は23・40ポイント高の2018・05。ハイテク株主体のナスダック総合指数は64・60ポイント高の4630・74と大幅続伸した。
またドル円相場も10月中旬以降、円安が6ドル以上も進んだかたちで、市場では115~120円台までの円安進行を見込む声も出ている。