これらはバズワード気味でもあるが、やはりキーワードだと思う。他人が経験しえないことを自ら発信する。「ねぇ、ねぇ、こんな面白いところがあるんだよ!すごいよ!今度、君も来るといいよ」と言いたくなるのは自然の心理である。それをすべて自慢と捉えるのは心根が悪いというものだ。
但し、図らずも前述のイタリアの旅行代理店の人が話したように、「経験のシェア」とは「自慢」の言いかえであることも多い。以前、インドネシアのソーシャルメディアの専門家に聞いたところでも、日本や欧州に旅行するとツイッターやフェイスブックに載せる傾向があると話していた。シンガポールやタイと比較して自慢しやすいのだと解説してくれた。
それでは自慢できる条件は何か。
一つはお金のかかるところ。近場のコストのかからない旅行先よりお金と手間がかかる遠距離の方が「来たぞ!」と言いやすい。多くの人が憧れをもっていて、しかしお金だけでは経験できない場所や人と会う。コネを使ってF1のパドックでパイロットの近くのテーブルで食事をするのが一例だ。この場合は高いお金をパドックのチケットを払ったより自慢できる。