全長800メートルの巨大プールの設置が計画されていた大阪・ミナミの道頓堀川。観光船事業者との調整がつかず、計画は中止に追い込まれた【拡大】
実際、準備会社と協議をした観光船事業者は「準備会社の人たちから、自分たちがもうけるためにプールをやろうという雰囲気は感じなかった」と話す。
大阪の夏の風物詩である7月の天神祭では、名物の「どんどこ船」が道頓堀川を通るが、運航ルートの変更も準備会社側と調整していた。天神祭関係者は「準備会社側から『道頓堀でプールをやりたい』と熱く語られた。ミナミの活性化のためにうちだけが反対するわけにはいかない」と協力を約束していたという。
発案から約3年。今夏の開業に向けて多くの人がかかわりながら、最終的には調整がつかず、プール計画は頓挫した。今井氏は「みんなで大きな夢を抱いて取り組んだ事業が中止となり、残念でならない」と語る。
橋下氏は1月30日、記者団から計画断念の感想を問われ、「技術的な部分では許可できるというところまできましたけど、今営業している(観光船)事業者への配慮というか調整というか、そこができなかったので不許可にしました。非常に残念です」と述べた。