日本の温室効果ガスの排出量【拡大】
30年時点の電源構成の議論でも、削減目標の深掘りのため省エネ対策の上積みが検討されている。経産省は13年以降に年率1.7%の経済成長を見込みながら、発光ダイオード(LED)照明の普及など省エネ対策を積み上げた場合、30年時点の電力需要は省エネ対策をしない場合と比べて17%削減できると試算している。
省エネで電力需要が抑えられれば、火力発電の稼働が減り、その分、構成比率に占める再生エネの割合を増やすことができる。ただ、想定を見誤り将来的に電力需要が想定を上回った場合、老朽火力の稼働増などで膨らんだCO2排出量を海外からの排出枠購入で補うことになりかねない。
専門家からは再生エネを無理に積み増すことはせず、「原発の新増設を堂々と認めて経済成長と排出削減を両立すべきだ」との声も上がっている。