身売りのシルク・ドゥ・ソレイユ 「中国のバフェット」を頼ったワケ (3/5ページ)

2015.5.10 17:10

 一方で、13年には米ラスベガスのショーの最中に、空中でアクロバットな演技をしていた団員が安全具が外れて落下し、事故死した。シルクの長い歴史で死亡事故が起きたのは初めてで、劇団としての安全管理の態勢が問題視される事態になった。

 さらに、シルクが切り開いた、曲芸と芸術を高いレベルで融合する「新サーカス」の分野で近年、ライバルの劇団が次々登場し、シルクの牙城を脅かし始めていることも見逃せない。その中にはシルクで学んだ出身者も少なくなく、ラリベルテ氏自身も「われわれの『希少性』は失われた」と焦りを隠さないほどだ。

 競争が激化する中、右肩上がりだった収益も低空飛行となり、コスト削減もほぼ限界となる中で、ラリベルテ氏は14年12月、保有株の2~3割を処分し、売却益を経営改善にあてる考えを表明していた。

 ファンもやきもき

 だが、ラリベルテ氏の見立ては甘かったようだ。シルクは結局、複数の投資会社などに身売りすることで合意したと発表した。

ロイター通信によると、シルクの株式の6割を…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。