山西省太原市で大学前の路上に置かれた宅配便の中から自分のものを探す大学生。いつでも便利に宅配便が受け取れるように、最近ではさまざまなサービスが登場している(中国新聞社)【拡大】
業界内の統計によると、従来の配達方法では、配達員1人当たり1日平均80~120件の配達にとどまるが、宅配ボックスを利用すれば160~240件の配達が可能になる。
市場には現在「速逓易」「友宝」「鳥箱」といった20を超える宅配ボックスのブランドがあり、基本的には第三者企業が設置する形式。江蘇省には既に3658カ所に設置されており、同省南京市では、宅配便の8~10%が宅配ボックスへの配達だ。
だが、受け取りサインが省略される配達方法はトラブルが生じやすい。配達員が利用者の同意なしに宅配ボックスに入れるケースもあるという。
このため江蘇省は今年4月から、サービスのさらなる向上を目指した「スマート宅配ボックス運営管理弁法」を実施。運営業者も監督対象とし、荷物と情報の安全性確保を図っている。
北京漢森世紀供応鏈(サプライチェーン)管理諮詢の黄剛総経理は「消費者が宅配便のサービスの質を重視する中、そのラストワンマイル市場から宅配ボックスのような新たなサービスが派生している。今後より多くの派生産業が生まれるだろう」と分析する。