JA全中会長選に立候補し、所信表明をするJA三重中央会の奥野長衛会長(右)と、JA和歌山中央会の中家徹会長=23日、東京都千代田区のJAビル【拡大】
奥野氏 「米国の大統領府が各議員に向けてTPPの交渉の進展状況を閲覧を許した。米国にとって有利な内容になっている(ご議員が理解した)。だから、あれだけのスピードでTPA法案の可決(が見込める)まで来たのではないか」
そして、現在、国会で審議中の農協改革関連法案について持論を展開。
奥野氏 「農業、農協の改革、農家所得の増大や地域の活性化ということが政府から強くもとめられる。しかし、現場を見るとそんなに簡単にいくものではない。今まで精いっぱいやってきてこの程度。まだまだ精いっぱいやって、どういう結果が得られるのかというと、大変難しいものがあると考えている。そういう意味で本当に自己改革が自分たちの力でできるのだろうかと疑念を持っている」
黒船来航で日本人の意識が変わったことを例に出し、「今回の政府から突きつけられたこの問題というのは、われわれJAグループにとっての黒船であると思っている」と強調した。
奥野氏 「今の全中は東京を中心にした体制が取られているのは周知の通り。その中でいつも表に出てくるのは全中。TPP反対運動でもそうだった。私はこれは基本的に間違っていると思っている。協同組合というのは政治運動ではない。いかに事業を大事にするか。そこに尽きるのだと思っている」