JA全中会長選に立候補し、所信表明をするJA三重中央会の奥野長衛会長(右)と、JA和歌山中央会の中家徹会長=23日、東京都千代田区のJAビル【拡大】
「政治家との対立軸ではない。ともに手を携えて、日本農業将来のための話し合いを大事にしたいと考えている。そういう意味でわれわれJAグループに問われている機能はボトムアップ。各地域の住民や組合員が何を考えているのか。そういう意見を吸い上げるシステムがない。これは早急に作りたいと思っている」
最後は「言いたいことは沢山ある」と口惜しそうにしながら、「私の熱い思いを皆様の胸に届けたいと思いますし、届けられたらありがたいと思います」と挨拶し、終了した。
■JA抱える3つの危機
午後0時18分に、続く候補者の中家氏が入室し、奥野氏は退出。中家氏の所信表明が始まった。まずは簡単な自身の経歴から話し始めた。
中家氏 「和歌山県の片田舎の村の長男でした。ここを出てから農業をやるのであれば、それをする前に農家の組織である農協で勉強をしたらどうかという話を頂き、ちょうどそのときに中央協同組合学園が開校し、そこで勉強させていただいた。また当時の全中会長だった宮脇朝男氏から協同組合の崇高な理念に基づく農協運動のすばらしさを徹底的に教えられた」
自身が農協の生え抜きであることを強調した上で、「われわれのJAグループは農協発足以来の大改革を求められている。まさに強大なリーダーシップを持って取り組んでいかなければならないと思っている」とした。続けて、現在のJAが抱える問題について指摘を始めた。