JA全中会長選に立候補し、所信表明をするJA三重中央会の奥野長衛会長(右)と、JA和歌山中央会の中家徹会長=23日、東京都千代田区のJAビル【拡大】
■「平成の改新」が必要
今度は、JAのあり方について日本の伝統芸能「歌舞伎」を例えての説明を始めた。
奥野氏 「中央会は歌舞伎での黒子役だと考えている。JAが事業をしやすいように考えていく。それが本来の中央会の仕事。はっきり申し上げますが、今のJA中央会をピラミッドの頂点としたJA組織のあり方というものは、本当に改めないといかんと思った」
「下手な自己改革、あるいは改革というような生やさしいことではない。これは『改新』だと。それくらいの決意を持って当たらないと、この体制は変わらないと思っている。そういう形で『大化の改新』ならぬ、『平成の改新』という言葉をキャッチフレーズとして使わせていただいた。トップダウンではない。この組織はボトムアップをきちんとやらないと、これからの世界で生き残っていけないと確信している」
■政治家は対立軸ではない
制限時間も迫る中、最後に触れたのは「政治」との距離感だった。
奥野氏 「政治家との距離だが、われわれをきちんと理解し、支持してくれた政治家もたくさんいる。しかし、大部分の政治家は今の農業の実態をあまり知りません。地元の三重県出身の若い議員たちに話をしても、あまり農業というものに関心がない。今の農業はこうなんだと、理解だけでもしてくださいという政治との付き合い方が大事だと思っている」