【世界同時株安】不安心理拡大で止まらぬ連鎖 円安・株高の流れに変化 アベノミクスに試練  (1/2ページ)

2015.8.24 21:25

24日の日経平均株価は前営業日比895円15銭安で終了した。上海や韓国などの株価も下げている=24日午後、東京都中央区(小野淳一撮影)

24日の日経平均株価は前営業日比895円15銭安で終了した。上海や韓国などの株価も下げている=24日午後、東京都中央区(小野淳一撮影)【拡大】

 世界同時株安の流れが止まらない。24日の東京株式市場は日経平均株価が今年最大の下げ幅を記録し、株安の震源地である中国の上海市場も急落。リスク回避姿勢の強まりを受け、安全資産とされる円は約3カ月ぶりの円高水準となる一時1ドル=120円台前半へ急上昇し、投資家の不安心理の拡大が鮮明になった。株高・円安を支えに、経済の好循環を描く安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」には試練となりそうだ。

 「根本的には中国発(の混乱)だ。中国経済が追い詰められているとの見方が広がり、世界の市場が不安になっている」。大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは世界的な株安や円高の背景をこう解説する。

 中国は昨年11月以降、利下げや人民元切り下げなどを相次いで繰り出したが、上海市場の株安に歯止めがかかっていない。前週末発表の中国の景況感指数が予想以上に悪化したことが追い打ちをかけ、最近の世界的な株安につながった。

 一方で、アベノミクスは株高・円安をテコに、企業業績を回復させつつ、賃金上昇などを通じて個人消費を上向かせることに努めてきた。中国など世界経済の減速懸念が強まれば、これまでの株高・円安の流れが大きく変わりかねない。

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