“草食系知事”が突然キレた!? 京都vs福井…LNGパイプラインルート論争 (2/7ページ)

2015.10.13 07:00

液化天然ガス(LNG)パイプラインのルート選定をめぐり、京都府と福井県がそれぞれ想定しているルート。受け入れ基地の設置は経済効果に結びつくだけに、両県の「綱引き」は激しさを増してきた

液化天然ガス(LNG)パイプラインのルート選定をめぐり、京都府と福井県がそれぞれ想定しているルート。受け入れ基地の設置は経済効果に結びつくだけに、両県の「綱引き」は激しさを増してきた【拡大】

  • 京都府の山田啓二知事。調整役や議長役を担う理性的で穏やかな人柄で知られるが、液化天然ガスパイプラインのルート選定をめぐっては、福井県側が示した1枚の地図に強い口調でかみついた

 官僚出身で全国知事会会長でもある山田知事は温厚なタイプで知られ、声を荒らげることも少ない。同じ首長で比較すると、例えば舌鋒鋭く「敵」を攻撃する橋下徹大阪市長を“肉食系”だとすれば、理性的で落ち着きのある“草食系”といえる。

 会議などでも調整役や議長役を担うことが多い。ある京都府議は「国を相手にするときは『物言う知事』を意識しているようだが、基本的には相手をたて、波風をたてることはしない」と話す。

 そんな山田知事が突然、キレたのだ。

 地図に描かれていたのは、日本海側のパイプラインが敦賀港(福井県敦賀市)を経由して滋賀県彦根市を結ぶコース。福井県が「整備の必要なLNGのライン」として国に提案しようとしていたものだ。

 山田知事はこう苦言を呈した。「勘弁してほしい。一本しか道がないと、そこに決めたことになってしまう」

 京都府は舞鶴港を経由するコースを望んでいることから、山田知事としては、福井県が提示した地図を認めることができなかったのだろう。他の知事からの仲裁もあって結局、この地図を添付せずに国に提出された。

「地図はあくまでも参考として提示しただけ。あそこまで反応があるとは…」

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