この出来事によって、パイプラインがつながっていればエネルギー供給の手段を確保できるということになり、パイプライン設営は災害対策としても注目される形となった。
国も積極関与へ
ただ、実は日本のLNG政策はこれまで、国の統一見解がなかったという。
このため、LNG基地やパイプラインの整備では、事業者の利便性が高い太平洋側に集中。日本海側の基地は新潟市などに散見されるのみだった。特に関西では、太平洋側と日本海側を結ぶパイプラインがないことから、震災後、早期整備の必要性がたびたび議論にのぼるようになった。
国は震災後、初めて策定したエネルギー基本計画の中に、「太平洋側と日本海側の輸送路、天然ガスパイプラインの整備などに向けて、今後、検討を進めていく」と明記。積極的に関与する方針を固めた。
福井リードも京都猛追?
新たなLNG基地をどこにつくるのか。京都府と福井県の対決は今のところ、福井県が一歩リードしているようにみえる。