“草食系知事”が突然キレた!? 京都vs福井…LNGパイプラインルート論争 (6/7ページ)

2015.10.13 07:00

液化天然ガス(LNG)パイプラインのルート選定をめぐり、京都府と福井県がそれぞれ想定しているルート。受け入れ基地の設置は経済効果に結びつくだけに、両県の「綱引き」は激しさを増してきた

液化天然ガス(LNG)パイプラインのルート選定をめぐり、京都府と福井県がそれぞれ想定しているルート。受け入れ基地の設置は経済効果に結びつくだけに、両県の「綱引き」は激しさを増してきた【拡大】

  • 京都府の山田啓二知事。調整役や議長役を担う理性的で穏やかな人柄で知られるが、液化天然ガスパイプラインのルート選定をめぐっては、福井県側が示した1枚の地図に強い口調でかみついた

 福井県は2年前の平成25年2月、有識者などを委員として県LNGインフラ整備研究会を立ち上げ、議論をスタートさせた。敦賀港を拠点港とすることや、国内では初めてとなる「フローティング基地」(浮体式基地)の導入を検討するなど具体的な研究を進めている。

 福井県の担当者は「日本海側は世界有数のLNG産出国であるロシアと正対しており、基地として最適だ」として敦賀の優位性を主張する。

 一方、遅れをとっていた京都府も負けてはいない。

 今年9月、米・アラスカ州とエネルギー資源に関する協力の覚書を締結。西日本のLNG基地として、舞鶴港を拠点とする方針を内外に打ち出した。昨年9月に経済産業省がアラスカ州と交わした供給に向けた覚書を受けた形だが、都道府県レベルでは初めての締結となった。

 アラスカ州はLNG産地としてはロシアを除いて日本に最も近く、輸送コストが比較的かからない。しかも途中にホルムズ海峡やパナマ運河のような「危険海域」がないため、安全安定の輸送が可能だという。

京都府の担当者は「事業化するのは民間だが、その民間に…

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