中国湖北省襄陽で、孫の面倒をみながら談笑する女性ら=2008年7月(ロイター=共同)【拡大】
さらに都合の悪いことに中国では2013年、高額な療養費負担軽減を目的とした「大病医療保険制度」を導入している。その財源は加入者から別途徴収した保険料ではなく、医療保険料の積立金にあたる医療保険基金を充てている。
基金からの流出は増え続けているとみられるが、その運用実態は不透明で、すでに“赤字”に転落したとする報道もある。
真相は不明のまま、根本的な対策もなおざりとなっている状況で、片山研究員は「まるで“時限爆弾”を抱えたような状態」と表現した。