TPP合意後の経済連携…他の交渉にどう影響? 日欧加速へ新たな戦略築け (2/5ページ)

2015.12.20 07:05

5月29日、日EU首脳会談を前にEUのトゥスク大統領(左)、ユンケル欧州委員長(右)と握手する安倍晋三首相=首相官邸

5月29日、日EU首脳会談を前にEUのトゥスク大統領(左)、ユンケル欧州委員長(右)と握手する安倍晋三首相=首相官邸【拡大】

 日欧交渉にはTPPと共通するものが多い。TPPで関税削減などが決まった豚肉もそうだ。日本の輸入豚肉は米国、カナダに次いでデンマーク産が多く、同国には、TPP合意で不利な競争が強いられるとの懸念がある。これは交渉加速の誘因となろう。

 逆にTPPで日米が合意した日本車の関税撤廃は、日欧の対立を深める火種となりかねない。それはなぜか。

 米国は25年もの長い期間をかけて2・5%の関税をなくす。重要農産品の関税を死守するため日本が受け入れた米業界への配慮だった。

 これに対しEUの関税は10%だ。欧州の業界では「2・5%で25年を認めるなら、10%の撤廃はもっと長くていいはずだ」との見方まで出ているそうだ。自動車産業を抱えるフランスやイタリアが強硬姿勢を強める可能性も想定しておく必要があるだろう。

TPPの成果を反映させにくい分野も多い

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。