政府は、公的年金から天引きされる介護保険料について、支払った金額を所得から差し引いて税負担を軽減する所得控除の見直しを検討する。年金収入が158万円以下の人などを対象に、生計をともにする配偶者や親族に介護保険料の控除分を移せるようにする方向だ。年金収入額が低い主婦らの介護保険料を、控除に反映できるようにする狙いだ。
政府・与党は介護保険料にかかる所得控除の見直しについて、平成28年度税制改正大綱で「納税者への影響や執行可能性を見極めた上で、29年度税制改正において結論を得る」としている。適用されれば、数十万から数百万の世帯に影響するとみられる。