パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」の香港の事務所近くで、課税逃れに抗議する人々=4月12日(AP)【拡大】
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がタックスヘイブン(租税回避地)に設立された約21万社のデータを公表し、関与した国別の法人などの数が新たに明らかになった。これまでにも政権トップに近い人物の関与が取り沙汰されてきた中露は、どう対処しているのだろうか。
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ICIJ)が公表したリストについて、11日付の中国の主要紙はそろって“黙殺”している。国別リストで約2万8000件と突出している中国法人などの詳細は不明だが、ICIJのサイトの閲覧を禁止するといった措置は、習近平指導部が情報拡散に神経をとがらせていることを物語っている。
中国のサイトで「巴拿馬文件(パナマ文書)」を検索すると、「関係ニュースを探し出せない」「通達に基づいて検索結果を削除した」と表示される。NHK国際放送などが中国指導者の親族の関与に触れる瞬間、放送が遮断される。こうした措置は4月の問題発覚以降、続いている。
ただ、こうした対応は時に思わぬ事態を引き起こす。広西チワン族自治区の巴馬ヤオ族自治県の公式サイトが一時期、閲覧できなくなったが、「巴拿馬」から「拿」を抜いた県名を誤認した可能性がうかがえる。