
インタビューに答えるマック赤坂氏(松本健吾撮影)【拡大】
「それで東京本社に呼ばれたんだけど、『俺は行かない』って言ってやった。だってそうだろう?本社のエゴで俺を飛ばしておいて今度は戻ってこい、ときた。結局、自分が戻らないと誰かが処分されるみたいな話を聞いて帰ったけど、そんなのは前代未聞だったみたいだな。ここでも反骨心が頭をもたげちゃった」
--レアアースに出合ったのはこのころですか
「そうそう。本社で無機化学品を扱うことになった。ソ連に出張した奴が『ロシアにこういうのがあるけど』って話を持ってきたんだ。レアアースか…、僕は博才はからっきしないんだが、このときは『これは将来伸びる』と思った。それで手を挙げた」
--それからは飛ぶ鳥を落とす勢い?
「そうでもないよ。『趣味でやってんだろ』って陰口たたかれたりね。でも勝算はあった」
--営業で忘れられない思い出はありますか
「レアアースも良い奴は財閥系が抑えちゃってるんだ。仕方ないから中国のを扱うんだけど、中国製は粗悪品が多くてしょっちゅうクレームが来た。買ってくれないから、長年の顧客に2~3割引して売り込んだんだ」