中国側は、こうした欧米の潮流を利用して、中国の流儀を貫こうという姿勢も垣間見える。
6日にIMF本部で開かれたイベントで、中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁は、市場経済に基づく自由貿易体制がもたらした成長の果実が人々の間で均等に配分されていないと指摘。「このことが反グローバリズムが人々の感情にアピールする理由になっている」と述べた。
ただし米国などは市場経済化や自由貿易は経済拡大を後押しするものであり、配分の公平性は別の政策課題として対応すべきだと主張する。
ルー氏は「市場の力がより大きく発揮されれば、中国は自分の首を絞めずにすむ」と強調した。(ワシントン 小雲規生)