麻生太郎財務相は20日の閣議後の記者会見で、米国のトランプ次期政権への移行をめぐり、「トランプ氏は)政治経験がまったくなくて大統領になった人。民主党から共和党にも替わるし、(政権移行は)ごたごた混乱するのは避けて通れない」との認識を示した。
麻生氏は米国の政権移行について、「大統領が替わって半年くらいは(さまざまな機能が)止まる」と指摘。その上で、「今回は民主党から共和党にごっそり替わるので、その意味でも違う」と語った。
トランプ氏のドル高牽制(けんせい)発言などによる市場の混乱に対しては、「為替が上がったり下がったりするたびに右往左往するつもりはない」と述べた。ただ「為替が安定的になるよう、(新政権と)コミュニケーションがしっかりなされないといけない」と強調した。
新政権で財務長官に指名されているムニューチン氏がドル高政策の維持を訴えたことには、「全く当たり前の話だ」と述べた。その上で、「意思疎通をきちんとやっていきたい」と話し、関係構築に意欲をみせた。