残念ながら、むしろ格差が拡大をする。貧困の問題がますます深刻になる。結果的に、日本社会そのものが分断をされて、遠心力が働くようになってしまっているんじゃないでしょうか。これで本当に経済を活性化し、社会が元気になり、暮らす人々の暮らしが安心になっていくんでしょうか。
「上からの経済政策」は限界だ。私はそう思います。豊かな者を豊かにすれば、強い者をより強くすれば、全体が引っ張り上げられる。これは戦後復興や高度成長の時代にはある意味でうまくいった考え方です。大きな輸出企業がもうかれば、そこで働いている人たちの給料が上がる。取引している中小・零細にも仕事が増える。新しい工場がどんどんできて、新しい雇用の場も広がる。あのときの成功体験そのままに、20世紀の政治を、政策を安倍さんはやっている。
でも、残念ながら、大きな輸出企業、もうかっても、新しい工場はなかなか作りません。給料もそれほど上がりません。中小・零細企業もなかなか、経営、そこに回っていくお金は増えていきません。企業の内部留保だけがたまっていく。それは、時代が変わったのに古いやり方をしているからです。
少子高齢化、人口減少、新興国の追い上げという21世紀においては、上から強い者をより強くする、こういう政策のやり方ではなくて、社会を下から支えて押し上げる、むしろ格差を是正し貧困に真正面から向かい合う、これこそが今求められている日本の再生の道だと私たちは考えています。
格差が拡大をしているから景気が悪いんですよ、皆さん。日本の不況は、安倍さんの話聞いているとねぇ、民主党政権のときに不況になったかのような勘違いさせられません? バカ言ってもらっちゃ困りますよ。その前にリーマン・ショックでドスーンと落ちたところから、われわれは受け継いだんです。引き継いだんです。それを一歩ずつ改善させていったんです。