民主主義もゆがめられています。確かに、民主主義に多数決はつきものです。でも、民主主義と多数決はイコールではありません。安倍さんはここを勘違いをしています。だから「上からの政治」になっています。
本来の民主主義は「みんなで決める」ということです。1億2000万国民が主権者なんですから、国民みんなで決めるというのが民主主義です。
でも、1億2000万人みんなが集まって相談はできません。みんなの意見が全部一致するということはありません。でも、みんなで決めるんだから、みんなに資料、情報を提供して、みんなで考えて、そして国民の声に耳を傾けながら、できるだけみんなの意見を一致させよう、その努力を積み重ねて、そして、どうしても一致しないときに、最後に多数決という手法がとられるんです。
皆さんは選挙で勝った人間に白紙委任をするんですか? そんな人いないでしょ?
「この人がこの中では一番いい」と思う、だから投票するんであって、じゃあ、勝ったら何をしてもいいんだ、そういう一票を投じているんですか、皆さんの民主主義は。違うんですよ。
選挙でだれかを選ばなきゃいけないけれども、でも、選挙で選ばれた人間も、国民の世論に耳を傾けながら、できるだけ多くの国民に理解、納得してもらいながら、物事を進めていく。これがまっとうな民主主義というものじゃないでしょうか。
数を持ってるから、権力を持っているから好き勝手やっていいんだ。森友、加計(学園問題)のように、情報も隠していいんだ。説明、説得なんかしなくていいから、共謀罪のように、大臣自身が中身を分かっていない、それでも時間を経過させたら強硬に採決する。これでいいんだと勘違いをしているんですよ。
本当の民主主義を取り戻しましょう。もちろん皆さんの意見を全部は聞けないこともある。即断即決しなきゃならない、スピードが求められるときもある。でも、最大限、国民の皆さんに耳を傾ける。国民の皆さんに理解してもらうように説得する。