立憲民主・枝野幸男代表演説詳報 「党を立ち上げるには迷いもあったが…」 (9/9ページ)

南海堺東駅前で街頭演説する立憲民主党の枝野幸男代表=15日午後、堺市堺区(沢野貴信撮影)
南海堺東駅前で街頭演説する立憲民主党の枝野幸男代表=15日午後、堺市堺区(沢野貴信撮影)【拡大】

  • 有権者と握手して支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表=15日午後、堺市堺区の南海堺東駅前(沢野貴信撮影)

 それがベースでなければ、ただでさえ、社会の価値観が多様化しているんですよ。一億総中流といわれた時代に比べて、都市と地方、高齢者と若者、持てる者と持たざる者、それぞれの暮らしも多様化しているんですよ。それを誰かが「エイヤー」「ボン」では、社会の不安と不満が高まっていって、社会に遠心力が強まります。

 だからこそ、多様な意見や多様な立場に目を向ける、耳を傾ける、そうした「草の根の民主主義」が必要な時代なのではないでしょうか、皆さん。

 10月2日に党を立ち上げました。でも、党を立ち上げるには正直言って、迷いました。

 お金もない。先行きどうなるか分からない。自分の選挙だけ考えれば、無所属でもまぁ戦えそうだし。無所属なら、今ごろ、埼玉の大宮で私はマイク握っているんです。

 でも、最後に背中を押したのは、国民の皆さんです。「永田町の内側の事情、政治家の事情よりも大事なことがあるだろう」「受け皿がない。選択肢がない。俺たちの声を聞け」「俺たちの声を届ける受け皿をしっかり作れ」。国民の皆さんに「枝野、立て」と背中を押していただいたから、立憲民主党は立ち上がりました。

 いろんな仲間、事務所をあげて、いろんな人たちでこの党を立ち上げて、ここまで来るのには、本当に汗をかいてやってもらってきていますが、でも、立憲民主党は何かと言われれば、私の背中を押して「立て」と言った、立憲民主党を作ったのはあなたです! 国民の皆さんが作った、国民の皆さんが背中を押したからできあがった政党が立憲民主党だということを、私は、その代表であることを、大変誇りに思っています。

 「1票を投じてください」というお願いの仕方はもうやめました。

 なぜならば、私たちのために投票してもらうんじゃないからです。皆さんのあしたの暮らしのために。私たちも100点満点ではありません。永田町の常識から飛び出たつもりですが、いろんなものがまだ残ってるかもしれない。だから皆さんにしっかりと叱咤激励していただかなければ、まっすぐに進んでいけないかもしれない。

 でも、新しい選択肢を提示をさせていただきました。私たちが扉を開くんじゃありません。私たちの背中を押していただいた、あなた! 新しい民主主義の扉を開く当事者です。だから、皆さん、私たちと、一緒に戦いませんか! 一緒に戦ってくれませんか!

 まわりの、まだ諦めている人たちに、「どうせ政治なんて」と思っている人たちに、一人でも多くの人たちに、私たちの代わりにではない、皆さんが当事者として、一人でも多くの人たちに声をかけて、一緒に戦って、一緒に新しい扉を開きましょう。

 私たちは、皆さんとともに歩んで、「日本の民主主義はこの選挙から大きく変わり始めた」、必ず皆さんにそう言っていただける、その流れを作っていきます。どうぞ皆さん、一緒に頑張りましょう。私にはあなたの力が必要です! どうぞよろしくお願いいたします! ありがとうございます!