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ドコモ、iPhone販売で反撃 量販店の機種別ランキングで1位浮上
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NTTドコモから発売された新型「iPhone」=東京・有楽町(宮川浩和撮影) NTTドコモが家電量販店で米アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone5s」と「5c」の販売を加速している。発売直後はソフトバンクとKDDIに水を開けられていたが、量販店向け出荷比率を高め、機種別週間ランキングでトップを維持している。
調査会社BCNの量販店POSデータの集計によると、発売日の9月20日から10月14日まで25日間の「5s」と「5c」の販売シェアは、ソフトバンクが39・4%、ドコモが34・2%、KDDIが26・4%だった。
内蔵メモリー容量による機種別週間ランキング(旧モデル「5」含む)では、9月30日~10月6日の1位がドコモの「5s」(32ギガバイト)、2位も同じ64ギガバイトモデル、3位がKDDIの「5」(16ギガバイト)。
10月7~13日も1位はドコモの「5s」(32ギガバイト)、2位がソフトバンクの同じモデル、3位はドコモの同64ギガバイトモデルと、ドコモの健闘が目立つ。
携帯電話事業者や量販店などによると「5s」の出荷台数はまだ品薄が続いているが、ドコモは店舗への配送時間短縮などの施策で出荷作業の時間ロスを最小限に抑えて旧モデル(iPhone5など)を持たないハンディをカバーしているという。