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【大塚家具総会詳報】(3)父会長「私は決してワンマンではない」 かぐや姫「ホントに恥ずかしい…」

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【大塚家具総会詳報】(3)父会長「私は決してワンマンではない」 かぐや姫「ホントに恥ずかしい…」

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大塚家具の株主総会が終了し会見を行う大塚久美子社長=27日午後、東京都江東区(小野淳一撮影)  2人目の株主質問として、再び大塚勝久会長が登場。久美子社長との対立ムードが高まる中、ほかの株主からは同族経営に厳しい意見が投げかけられた。

 一族の醜態だ!

 勝久会長 「久美子社長が経営をして、いまの経営陣で成功できるかを聞きたい。社員は私に(経営を)やってほしいと、業績の復活は私しかできないと思っている。会社内や取締役会の様子をテープで撮り、私は会長だったが、一切権限を変えず、人事権も何もない。決して私はワンマンではない。ワンマンだったら社員はついてこない」

 久美子社長 「成功できるかについては、過去5年間の私の社長在任時の実績をみていただくことが重要だと思います。現在の社員メンバーとともに仕事してきて、結果、おおむねビジネスモデルの転換は7割方進んでいる。すでに同じメンバーで5年間やってきているので、4月以降も同じメンバーで進めていけると確信している」

 平行線をたどる両者の議論に、ほかの一般株主からは厳しい意見が相次ぐ。

 男性の株主 「今回の騒動は残念だし、恥ずかしい同族企業、一族の醜態だ。会社は一族のものではない。一連の報道を聞いても恥ずかしい限り、親子げんかだ。そうではなく大塚家具という株式会社を厳しい時代で育てていくのか、それが株主総会で問われるべきだと思うが、大塚一族を守りたいだけのやり方をやっているようにしかみえない」

 久美子社長 「本当に恥ずかしいことになったことにおわび申し上げます。いまの株主の意見をしっかり心にとめて『同族企業だからだめ』ではなくて公器として本当にいい会社をつくれるよう努めていく。今後もご指導頂き、見守って頂ければと思います。よろしくお願いします」

 久美子社長は株主に対して一礼して理解を求めた。

 総会後は会社一丸に

 総会後の社内態勢や信頼回復に質問が及んだ。

 別の株主 「いま社員が2つに分かれた状態だが、これをどう修復するのか。親子の断絶状態になっているが、久美子社長が社長を続ける限り大株主の勝久氏と調整していかなければいけないが、どうしていくのか」

 久美子社長 「まず社員との信頼回復は、マスコミ報道が印象に残っていることもあって憶測もあると思う。私どもの社員はいま混乱に巻き込まれているが、それは本意ではなくてインテリアビジネスをするのが本意だ。総会で結論が出たら、私から社員に社長や会長のために働くのではなくお客さまのために働くと言うと伝え、理解を得られていると思う。コミュニケーションを密に取りながら、会社一丸となってやっていけるよう努力していきたい」

 ここで勝久会長との関係に言及するが、久美子社長は勝久会長を「大株主」と呼び、ビジネスライクな関係にあることを強調する。

 久美子社長 「大株主(勝久会長)との調整をどうするかということですが、このような騒動が繰り返すのは企業価値を毀損(きそん)するので、あってはならないことだと思います。大株主が会社の企業価値向上ということに価値観を持っているのであればご理解いただけると思う。企業価値という一点に目を向けて同じ目標に向かっていけるよう努力していきたい」

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