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小売り各社、新業態続々 コンビニで「ちょい飲み」も

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小売り各社、新業態続々 コンビニで「ちょい飲み」も

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昼はカフェ、夕方からはちょい飲みが楽しめるミニストップの新業態店「cisca(シスカ)」。店内で調理したメニューも注文できる=3日、東京都中央区日本橋小舟町(永田岳彦撮影)  コンビニエンスストアやスーパーなど小売り各社が、従来と異なる新業態店の展開に乗り出している。仕事帰りに「ちょい飲み」できる飲食スペースを設けるコンビニや、外食とカラオケボックスの融合店など、多様化する消費者ニーズにあの手この手で対応する狙いだ。

 コンビニエンスストア大手のミニストップは、飲食スペースを広く取った新業態店「cisca(シスカ)」の3号店を東京・日本橋にオープンした。昼はカフェとして、午後3時以降は店内で調理したおつまみと、一緒にアルコール類を軽く飲む「ちょい飲み」としての利用を想定している。

 コンビニの利便性と、イートインの手軽さを組み合わせることで、消費者の利用拡大につなげる。宮下直行社長は「結果的に他社との差別化になればいい」と話す。同社は平成29年度末までに東京都千代田区、港区、中央区で集中的に出店し、計70店に拡大する考えだ。

 同様に他のコンビニ大手も新業態店を積極的に出店している。ファミリーマートはドラッグストアとの一体型店舗のほか、カラオケボックスや飲食店との協業店舗を国内で約80店展開している。いずれも販売は好調で、こうした新型店舗を全国で拡大する方針だ。

 ローソンも4月に介護事業者と連携した新型店「介護コンビニ」の1号店を埼玉県にオープンした。また、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスとも提携し、宅配機能の強化も進める。いずれも高齢者の増加で今後、ニーズが高まると予想される業態だ。

 一方、総合スーパー大手のユニーは、今月3日にピアゴイセザキ店(横浜市中区)をリニューアルし、食品売り場を3割拡大した。近隣に中国人居住者が多いため、中華料理の専用食材コーナーを新たに設けた。

 このほか、イトーヨーカ堂はアリオ上尾店(埼玉県上尾市)の屋外テラスを使い、バーベキューが楽しめるサービスを昨年7月から始めた。店内で購入した肉や野菜がそのまま使えるため、開始から4カ月間で利用が1万人に達するなど、売り上げ増や集客力のアップにつながっているという。

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