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書評
【書評】『日本人は中韓との「絶交の覚悟」を持ちなさい』
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『日本人は中間との「絶好の覚悟」を持ちなさい』 ■弱点含め「さかさまの日本人論」
「品のないタイトルはやめろ」。弊社の社長は常々口を酸っぱくして言っているんです。でも今回はよっぽど腹に据えかねたのか本来ならば「謝絶」にするタイトルを「絶交」にしてしまいました。決して中国の習近平さんや韓国の朴槿恵大統領の挑発に乗ってカッカしてはいけないのです。
あ、いけない、少し話題がそれました。本題にもどしますと、そもそもこの本は3部作なんです。第1作が『日本人は中国人・韓国人と根本的に違う』、第2作が『日本人の恩を忘れた中国人・韓国人の「心の闇」』とだんだん過激になってくるのが解(わか)りますよね。内容も最初が台湾出身の黄文雄先生が韓国出身の呉善花先生と中国出身の石平先生に直撃してそれぞれの本音を引き出しているんです。次が呉先生が他のお二人に直撃。最後の3作目が石平先生です。
それぞれ「視点」が違っていて非常に面白いです。石平先生にいたっては「まえがき」でこうお書きになっています。「自分なりの努力の甲斐もあって、この『聞き出す作業』は実に大いに成功している。両先生の口からは普段ではなかなか聞けない珠玉の如くの卓識が次から次へと吐き出されて、本書は内容が大変豊かにして啓発に満ちた一冊になっていると思う」
この3冊があれば中国、韓国、台湾のことが非常によく理解できます。ひるがえって私たち「日本人」の弱点もよく理解できます。ある意味「さかさまの日本人論」といっていいかもしれません。ぜひ、ご一読ください。(石平、黄文雄、呉善花著/李白社・1050円)
李白社 企画部 町田幸美