SankeiBiz for mobile

【都知事選】舛添氏、都知事選出馬の意向表明 自・民、支援へ 時間と選択肢なく…

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSの政治

【都知事選】舛添氏、都知事選出馬の意向表明 自・民、支援へ 時間と選択肢なく…

更新

都知事選出馬を表明した会見を終え、日本(にっぽん)維新の会の石原慎太郎共同代表(右)と握手を交わす元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏=2014年1月7日午後、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)  舛添(ますぞえ)要一元厚生労働相(65)は1月8日、東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選(1月23日告示、2月9日投開票)について「本格的な検討に入った。基本は無所属で出ることになる」と述べ、出馬する意向を表明した。都内で記者団に語った。

 舛添氏は来週にも記者会見を行い、正式に立候補を表明する方針。社会保障政策や防災、2020年の東京五輪成功に向けた公約を明らかにする。政党色を薄めるため所属する新党改革を離党する意向も示した。

 一方、自民党は8日、都議団や都選出の国会議員団がそれぞれ会議を開き、知事選の対応を都連執行部に一任することを決定。事実上、独自候補の擁立を断念し、舛添氏を支援する方向で最終調整に入った。都連は9日に舛添氏と政策協議を行う構えで、舛添氏も「話があれば考える」と述べた。自民党は舛添氏を2010年に除名した経緯があり、公認や推薦をせず支持や支援にとどめる方向だ。

 民主党都連も8日、政策的に一致する点が多いとして舛添氏支援を軸に検討を進めることを確認。候補者選定を一任された松原仁(じん)都連会長は舛添氏支援に前向きな姿勢を示した。

 舛添氏は1999年の都知事選に無所属で出馬。84万票を集めたが、石原慎太郎氏(日本(にっぽん)維新の会共同代表)に敗れた。都知事選には元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)や元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産、社民推薦=が出馬表明している。(SANKEI EXPRESS

 ≪自・民、支援へ 時間と選択肢なく…≫

 政権幹部への人脈

 東京都知事選への出馬を表明した舛添(ますぞえ)要一元厚生労働相に対し、与野党の支援に向けた動きが一気に広がった。他に有力候補が見当たらない上、自民党では菅義偉(すが・よしひで)官房長官(65)ら現政権幹部への太い人脈もあって党内にくすぶる異論はかき消されつつある。菅直人政権時代に入閣が取り沙汰された民主党ともパイプがあり、政界での独特の立ち位置が支援の流れを後押しする格好となっている。

 自民党で舛添氏支援の流れを作ろうとしているのは、首相官邸や、石破(いしば)茂幹事長(56)ら現執行部が中心だ。

 「厚労相として福祉を中心に活躍された。厚生労働行政に大きな貢献をされた方だ」。菅氏は1月8日の記者会見で舛添氏の行政手腕を評価してみせた。

 菅氏は舛添氏が自民党を飛び出す以前から関係が深く、昨年(2013年)7月の参院選では菅氏の地元の神奈川選挙区(改選数4)で、舛添氏擁立を水面下で模索した経緯がある。2020年東京五輪を見据えれば、都知事と官邸との強固な関係は必要。舛添氏が連立を組む公明党と良好なことも支援に傾く理由だ。

 根強い反発も

 一方、舛添氏は自民党が野党時代の2010年4月に離党届を提出し、除名処分となっただけに、8日の都選出国会議員団会議でも「舛添氏を支援するなら、けじめをつけさせるべきだ」と注文がついた。当時、党総裁だった谷垣禎一(さだかず)法相(68)や参院自民党幹部の間では、舛添氏に対する反発が根強い。舛添氏の離党時に幹事長だった大島理森(ただもり)氏(67)は都連幹部に「まさか舛添氏を支援することはないよな」と不快感を示した。

 ただ、党の独自調査で舛添氏は常に上位をつけており、選対幹部は「時間切れだ。舛添氏しかいない」と漏らす。

 時間切れで、追い詰められているのは民主党も同じだ。民主党都連会長の松原仁(じん)国対委員長(57)は8日、「舛添氏は支援にふさわしい。選考基準をクリアしている。これから接触したい」と舛添氏支援を公言した。

 党執行部は当初、細川護煕(もりひろ)元首相やジャーナリストの鳥越俊太郎氏らに打診したが不調。このため、12年の前回都知事選で中山義活(よしかつ)前都連会長らが舛添氏に出馬を要請した経緯から、再び舛添氏支援を持ち出した格好だ。

 「与党の先手を打って舛添氏を『勝手連』で応援すると表明すれば、相乗り批判をかわせる」。ある都連幹部はこう強がってみせる。(SANKEI EXPRESS

ランキング