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【都知事選】東京都知事に舛添氏 福祉や雇用対策の訴え浸透

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【都知事選】東京都知事に舛添氏 福祉や雇用対策の訴え浸透

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都知事選で初当選が決まり、支援者から花束を受け取る舛添(ますぞえ)要一氏。隣は雅美夫人=2014年2月9日午後8時すぎ、東京都新宿区(松本健吾撮影)  猪瀬直樹前知事(67)の辞職に伴う東京都知事選は2月9日、投開票され、元厚生労働相の舛添(ますぞえ)要一氏(65)が、元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産・社民推薦、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)、元首相の細川護煕(もりひろ)氏(76)らを大差で破って初当選を確実にした。

 舛添氏は、都内の事務所であいさつに立ち、「東京を世界一の町にする。福祉、防災、東京五輪を着実にやっていきたい」と抱負を述べた。

 今回の都知事選で争点となったのは、少子高齢化対策や首都直下地震への備えなどの防災対策、2020年東京五輪に向けた街づくりなど。猪瀬氏が医療法人徳洲会グループからの5000万円受領問題で辞職しただけに「政治とカネ」への姿勢も注目された。

 舛添氏は元厚労相という経歴を強調し、福祉や雇用対策の充実を訴えた。細川氏は小泉純一郎元首相(72)の支援を受け、「原発即ゼロ」を前面に打ち出したが、有権者の関心は高まらなかった。各政党などは、自民、公明のほか連合東京が舛添氏を支援。民主、結(ゆ)い、生活の3党は細川氏を支援した。日本(にっぽん)維新の会共同代表の石原慎太郎元都知事(81)は個人的に田母神氏を応援した。

 都議会は自民、公明両会派が過半数を占めており、選挙戦で舛添氏は都議会との協調路線を公言していたことから、都政運営は安定する公算が大きい。

 都知事選の午後7時半現在の推定投票率は34.14%で、衆院と同日選だった前回(2012年)の同時刻の推定投票率を13.83ポイント下回っており、最終的に50%を割り込む可能性がある。

 期日前投票は100万2914人で、前回の124万4912人より少なかった。(SANKEI EXPRESS (動画))

 ≪6年後へ準備加速 「最高の五輪に」≫

 新しい都政のかじ取り役を託された舛添(ますぞえ)要一氏が、どの課題より優先していたのが2020年東京五輪だった。「史上最高の五輪にする」。そう語る舛添氏が描く「6年後」に向けた準備が早速スタートする。

 8万人収容の新国立競技場建設をめぐり、舛添氏の主張は一貫していた。「(五輪招致活動で8万人収容で)国際公約した以上、無責任なことはできない」などと訴え、着実な施設整備を約束していた。

 また、支援を受けていた都議会最大会派の自民党との連携を強調。「予算的な裏付けも約束されている」などとし、政策実現の可能性を強調していた。

 その上で、地下鉄のサービス一体化や駅のバリアフリー化など公共交通機関の利便性向上に取り組むとし、羽田空港や成田空港からのアクセス向上など具体的な政策も掲げていた。

 五輪をきっかけに、東京の抱える諸課題も解決しようという意気込みも見えた。首都高をはじめとする老朽インフラ対策や、テロなどの脅威に対する治安強化にも力を入れるとした。

 「万全の準備をして海外からの選手や観客らを最大限おもてなし、東京の魅力を感じてもらえるようにする」

 医療法人徳洲会グループからの5000万円受領問題で猪瀬直樹前知事が辞職し、都は五輪への出ばなをくじかれた。トップ不在のままで大会組織委の人事が進められるなど、苦しい対応を強いられた。

 誰が新知事になるかによって、計画の大幅な見直しの可能性もあっただけに、都幹部は「(舛添氏は)国際公約を守る姿勢があり、政権与党との関係性でも安心感がある。停滞していた五輪の準備が一気に進めばいいと思う」と期待を寄せた。(森本充/SANKEI EXPRESS (動画))

 ≪語学堪能、趣味は金魚≫

 東京都知事に初当選した舛添(ますぞえ)氏は北九州市出身。高校時代は陸上短距離の選手だった。東大法学部を卒業後、フランスなどで学び、英語、フランス語が堪能。専門は国際政治学で、東大助教授時代にテレビ討論番組で知名度を高めた。2001~13年に参院議員を2期務めた。世論調査の「首相にふさわしい政治家」で1位になったこともある。

 「決断力があってやり抜くが、ちょっとおっちょこちょい」と自己分析する。共働きの妻と中1の長女、小4の長男の4人暮らし。朝食と夕食は家族と取るよう心掛け、ごみ出しと洗濯を欠かさない。尊敬する人は福沢諭吉。趣味は金魚や熱帯魚の飼育で、自宅には水槽が20台以上並ぶ。(SANKEI EXPRESS (動画))

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