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ブルゴーニュファンのための2012年ビンテージ速報 青木冨美子
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ブルゴーニュ地方の名門ルイ・ジャド社のバレルテイスティングについては昨年(2013年)のSANKEI EXPRESSでも紹介しましたが、これは年末発売予定のワインのひと足早いお披露目で、樽(バレル)から取り出したサンプルワインの試飲会です。2年続きで書いたのは、昨年(2013年)の開催時、収量が少ないので無事開催できるのかという懸念が出ていたからです。ルイ・ジャド社によると、春先は雨が多く冷涼、7月と8月は非常に暑く、9月は好天にもかかわらず気温(20度)が涼しかったことで収穫に影響。6月の開花時には降雨と悪天候で50%に被害が出て、結果、2012年は前年に比べて収量が50%減。サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ ラ・ドミノードは10樽が5樽、グラン・クリュ(GC)のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズは10樽が5樽、GCミュズニーも4樽が1.5樽という状況です。
「2012年ビンテージ(VT)の白ワインは夏の暑さを受け、まろやかさ、豊潤さ、よく熟した果実感のニュアンスを備えています。今飲んでもおいしいですし、10年ほど熟成させて楽しむこともできます。赤ワインは深みのある色調で、酸味とミネラル感のバランスがよく、きめ細かいタンニンを感じます。果実味豊かでエレガント、凝縮感のあるワインです。2009年VTよりタンニン分が豊かで、バランス感に富んでいるので、長期熟成に向くワインです」とオリヴィエ・マスモンデ輸出部長が解説。
世界的にも需要が伸びているブルゴーニュワインだけに、2012年VTに関しては早めの対策が肝要だと思います。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS)