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台湾ランタンフェスティバル ライチの木に願い込め

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台湾ランタンフェスティバル ライチの木に願い込め

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ちょうちんでできた果実をつけたライチの木。願い事が書かれた紙がつり下げられていた=2014年2月15日、台湾・南投県中興新村(原川貴郎撮影)  旧暦の小正月を祝う台湾最大級の祭典「2014台湾ランタンフェスティバル」が2月14日から23日まで、中部の南投県中興新村で開かれ、国内外からの大勢の観光客でにぎわった。

 1990年にスタートし、毎年会場を変えて開催されてきた台湾ランタンフェスティバルは今年で25回目。メーン会場には、午年にちなんで、古代中国の名馬をモチーフにした巨大電飾馬が登場した。

 その会場を取り囲むように設置されていたのは、ちょうちんを果実に見立てたライチの木。幹の部分には、来場者が絵馬のように願い事を書いてつり下げるようになっており、「健康でいられますように」「テストで一番を取れますように」など、思い思いの願いが並んだ。

 台中市から来た洪文誥さん(61)は、「近くでこんなに大きなイベントが開催されてうれしい。『合家平安、馬年行大運』(家族が幸せで、午年が幸運に恵まれますように)と願いを書きました」と話していた。

 来年の台湾ランタンフェスティバルは、2015年2月27日~3月15日に中部の台中市で開かれる予定だ。

 ≪名馬まばゆく 玉山を駆け上がる≫

 今年で25回目を迎えた「台湾ランタンフェスティバル」のメーン会場に登場した巨大電飾馬は、古代中国の名馬「焉耆馬(えんぎば)」が台湾の最高峰「玉山」(3952メートル)の山頂に駆け上がる姿をイメージしたもので、高さ23メートル、重さ約30トンもある。ハイテクで制御された20万個以上のLED電球が、30分ごとのパターンで色とりどりの光を放ち、訪れた家族連れやカップルらを魅了した。このほか、クジャクや台湾固有種のヤマムスメ、サンケイなどの鳥をデザインした大型ランタンがお目見えし、観光客らの人気を集めていた。

 また全長3.4キロの沿道に設置されたランタンは、地元南投県の農作業の様子をテーマにしたものから日本のアニメのキャラクターまで約1150作品。三重県による忍者や海女、夫婦岩をかたどったランタンなど日本からの出展作品も並んだ。

 開幕に合わせ、東日本大震災に対する台湾からの支援に感謝を伝えようと、福島商工会議所などのメンバーが全長12メートルの大わらじを担ぎ、福島市の伝統行事「福島わらじまつり」を披露した。(EX編集部/撮影:原川貴郎、台湾・南投県観光処/SANKEI EXPRESS

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