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【競泳】復活の入江 滑らかに背泳ぎ2冠
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男子200メートル背泳ぎ決勝を1分53秒91で優勝した入江(いりえ)陵介。奥は萩野公介=2014年4月13日、東京都江東区・東京辰巳国際水泳場(共同) 仁川アジア大会などの代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権最終日は4月13日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル背泳ぎはロンドン五輪銀メダルの入江(いりえ)陵介(24)=イトマン東進=が1分53秒91で制し、100メートルとの2冠に輝いた。昨年(2013年)、史上初の5冠を達成した萩野公介(19)=東洋大=は0秒32差の2位で4種目制覇にとどまった。
男子50メートル自由形は塩浦慎理(しんり、22)=イトマン東進=が自身の日本記録を0秒14更新する21秒88で制覇。女子200メートル平泳ぎの渡部香生子(わたなべ ・かなこ、17)=JSS立石=が2分21秒09の高校新をマークし、3種目で優勝した。男子200メートル平泳ぎは小日向一輝(セントラルスポーツ)が2分9秒67で勝った。
力強く、滑らかに泳いだ。入江が本職の男子200メートル背泳ぎで、ロンドン五輪以来の1分53秒台の好記録。100メートルに続き萩野を退け「いいタイムで2つ勝てて良かった」と爽快感を漂わせた。
終盤に差を詰められたものの完勝と言っていい。50メートルで体半分、100メートルで体一つと、課題だった前半でぐんぐん進んだ。100メートルの通過は、高速水着時代に出した自身の日本記録を上回るペース。最後の50メートルでリズムを崩して追い上げられたことには「じりじり来られて焦った」と頭をかいたが、貫禄を示した。
パワー不足が課題で筋力強化に取り組んだが、力任せの泳ぎでバランスを崩した。昨年(2013年)は不振に陥り、ヘルニアも追い打ちをかけた。「原点に返った」と道浦健寿(みちうら・たけとし)コーチ。高校時代に注目された、ペットボトルをおでこに乗せたまま泳げる滑らかなフォームを思い出し、水面をはうような泳ぎを取り戻した。
復活した第一人者は、高速水着時代に出した1分52秒台も視界に捉え「止まっていた時間がやっと動きだした」と生き生きしたまなざしで語った。(SANKEI EXPRESS)