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経済
中国GDP7.4%増 成長鈍化
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首都北京市内で開催された不動産展示会のブース。訪れる客もまばらなのか、暇を持て余した様子の担当者たち=2014年4月10日、中国(共同) 中国国家統計局は4月16日、1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比7.4%増だったと発表した。成長率は2013年10~12月期の7.7%から鈍化し、世界経済の牽引(けんいん)役として期待されてきた中国経済の減速が鮮明になった。2四半期連続の下落で、12年7~9月期以来の低水準となった。
今年の通年の成長率目標である7.5%も下回ったが、習近平指導部は成長率の確保を絶対視せずに、経済の構造改革を重んじる方針を打ち出している。米国に次いで世界第2の経済規模を持つ中国の景気減速は世界経済の不安材料になりそうだ。
政府の公共投資や企業の設備投資を反映する固定資産投資は17.6%増で、13年通年の19.6%増から伸びが縮小。工業生産も13年通年より伸びが縮小した。生産過剰になっている鉄鋼など一部業界での工場閉鎖措置などが響いたとみられる。
政府が続けている住宅バブル抑制策の効果で、不動産開発投資は16.8%増と、13年通年の19.8%増から大きく減速した。消費動向を示す小売売上高も、13年通年と比べ伸びが縮小した。豪華な宴会や食べ残しを戒める政府のキャンペーンが影響したとみられる。
輸出は3.4%減とマイナス。世界経済の回復に伴って欧米向け輸出は増えたが、香港向けが約3割減だった。
中国政府は今年の成長率目標を「7.5%前後」としている。国家統計局の盛来運報道官は記者会見で「7.4%は7.5%前後の範囲内だ。世界的にみれば高い成長率だ」と述べ、想定範囲内の鈍化との認識を示した。
≪構造改革進める指導部 減速は許容範囲内≫
中国の1~3月のGDP成長率が7.4%に鈍化したのは、習近平指導部が経済の減速を容認していることの表れだ。中国経済は過剰投資やバブル懸念などの問題を抱えており、政府は成長を追わずに構造改革を進める構えだ。
李克強首相は4月10日の演説で「経済が一時的に不安定になっても、短期的な景気刺激策は取らない」と言明し、構造改革への決意を示していた。
中国は2008年のリーマン・ショック後に打ち出した4兆元(約66兆円)の大規模景気刺激策で経済が回復。しかし過剰投資や住宅価格の上昇といった問題が深刻になった。正規の銀行取引以外の金融取引である「影の銀行(シャドーバンキング)」も膨張した。
放置すれば経済構造の劣化が進む。政府は金融政策を引き締め気味に転換。今年に入って経営不振の企業が破綻し、影の銀行の財テク商品にはデフォルト(債務不履行)に陥るケースも出始めた。財政相は「(成長率は)7.2%でもいい」と説明しており、7.4%は許容範囲内だ。
ただ、成長率がさらに下振れして7%を割り込めば雇用の確保が難しくなる。社会不安を食い止めるためにも、景気刺激策を打ち出す必要性に迫られるだろう。(共同/SANKEI EXPRESS)