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陸も空も海も…GWお出かけピーク

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陸も空も海も…GWお出かけピーク

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天候に恵まれ、横浜市の海の公園では多くの人が潮干狩りを楽しんだ=2014年5月3日、神奈川県(三尾郁恵撮影)  ゴールデンウイーク(GW)後半4連休を迎えた5月3日、行楽地や古里へ向かう人たちのラッシュがピークに達し、新幹線や空港、高速道路は早朝から混雑した。

 発着枠拡大の羽田1万6000人出国

 3月末から発着枠が拡大した羽田空港の国際線ターミナルは家族連れらでにぎわった。全日空と日航はほぼ満席で、3日だけで約1万6000人が出国する見込み。

 成田空港でもこの日、約3万6000人が出国。羽田から各地に向かう国内線は約11万人が利用、満席の便が相次いだ。

 新幹線も下りを中心に混み合い、東海道新幹線の東京発博多行きのぞみ1号は、名古屋駅で自由席の乗車率が200%に。東北新幹線では、盛岡行きやまびこ43号が始発の東京駅で150%となった。

 高速道路も各地で30キロ超の渋滞が発生。東北自動車道下りは岩舟ジャンクション(栃木県)付近を先頭に64キロ、関越自動車道下りでは花園インターチェンジ(埼玉県)付近で56キロ、九州自動車道下りも筑紫野インター(福岡県)付近で53キロの大渋滞となった。午後は解消に向かった。

 羽田空港から、親戚9人で韓国へ旅行に向かう千葉県柏市の理学療法士、長谷川賢さん(36)は「発着便が増えて便利になった。ソウルでは食べることを楽しみたい」と笑顔だった。JR東京駅の東海道新幹線ホームでは、東京都渋谷区の小学3年、野呂菜々美さん(8)が「お父さんの実家がある三重県多気町に帰省する。自然の中で遊ぶのが楽しみ」と話していた。

 各社によると、Uターンのピークは高速道路が4~5日、空の便の国内・国際線が5~6日、鉄道が6日の見通し。

 帰国は5、6日に

 関西でも各交通機関で混雑が目立った。関西空港国際線出発ロビーは、早朝から大きな荷物を抱え、楽しそうに出発を待つ人たちでごったがえした。

 家族や親戚計14人で韓国・釜山に行くという大阪府柏原市の会社員、木村美由起さん(27)は「韓国は船や鉄道の事故が相次いで少し不安だけど、予定は変えず買い物を楽しみたい」と笑顔を見せた。

 新関西国際空港会社によると、3日は1万9300人が出国。帰国ピークは5、6日の見込み。

 高速道路や新幹線も午前中に混雑がピークを迎えた。日本道路交通情報センターによると、午前9時20分ごろに名神高速道路上りの大津インターチェンジ付近で発生した約42キロの渋滞が最長。午前10時ごろには、中国自動車道下りの宝塚東トンネル付近を先頭に名神高速道路にかけて約32キロの渋滞が起きたが、いずれも午後には解消した。

 JR東海によると、新幹線「のぞみ」「ひかり」の自由席乗車率は午前9時5分に新大阪駅を出発した博多行きのぞみで160%となるなど、下り線の多くで100%を超えた。(SANKEI EXPRESS

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