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肉は1食当たり80グラムが適量 たけのこ入りチキンバーグ

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肉は1食当たり80グラムが適量 たけのこ入りチキンバーグ

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 【牧野直子の健康ごはん】

 薄着になってくると気になるのが体重や体形。いろいろなダイエット法がありますが、体重(体脂肪)を減らすには食事からの摂取エネルギーを減らす、または運動などで消費エネルギーを増やす、のどちらか、または両方を組み合わせるしかありません。これを食べればやせる、というものは残念ながらありません。

 まずは、何を多く食べているのか、どうして食べてしまうのかを、見極める必要があります。そのよい方法が、食べているものを書き出すこと。食事をした時間、内容、量、外食だったかどうか、など間食や酒なども含め、口に入ったものをすべて書きとめます。すると、食べ過ぎているもの、すなわち摂取エネルギーを増やしているものがわかってくるでしょう。

 食べ過ぎているものの一つに、肉が挙げられます。肉は太る食材、と思われているようですが、肉で太るのではなく、肉は適量を守りにくく、食べ過ぎになりやすいので、太る原因になりやすいだけなのです。その肉の適量ですが、成人の場合1食当たり80グラム程度。手のひらにのるくらいが目安です。計ってみると、多分、ふだん食べている1食の肉の量より少ないでしょう。でも、それで十分なのです。

 今回のチキンバーグですが、鶏ひき肉の量は1人分50グラムです。でもそれだけでは、当然物足りないので、エネルギーを上げずにかさを増す食材と組み合わせて仕上げています。すりおろしたゆでたけのこがその役割を果たしています。

 このほか、ひき肉に細かく刻んだ野菜や豆腐を加える、薄切り肉で野菜やきのこ類を巻いて焼く、などもエネルギーを上げずに、満足感を得られる一品に仕上げるテクニックです。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「エネルギー早わかり第3版」(女子栄養大学出版部)、「新・魚を食べる健康法」(マガジンハウス)。

 ≪たけのこ入りチキンハンバーグ≫

 ※154kcal、塩分1.0グラム(1人分)

 【材料】(作りやすい量、4人分)

ゆでたけのこ  100グラム(すりおろす)

鶏ひき肉    200グラム

ねぎ      1/4本(みじん切り)

卵       小1個

かたくり粉   大さじ1

塩       小さじ1/4

こしょう    少々

サラダ油    大さじ1

しそ      8枚

ミニトマト   4個

ポン酢しょうゆ 適宜

 【作り方】

〔1〕ボウルにゆでたけのこ、鶏ひき肉、ねぎ、卵、かたくり粉、塩、こしょうをあわせて、よく混ぜる。

〔2〕18~20センチの小さめのフライパンに油を入れ、〔1〕を平らに伸ばし、中火にかける。厚みの半分が白くなったらひっくり返し、中まで火を通す。ひっくり返すのが難しい場合は、一度皿に入れてから反対側にする。食べやすく切ってしそを敷いた器に盛りつけ、ポン酢しょうゆをつけ、ミニトマトを添える。

 【ワンポイント】

☆残りのチキンバーグは1食分ずつラップで包み、冷凍保存可。

 ≪キャベツとスナップえんどうのスープ≫

 ※50kcal、塩分1.0グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

キャベツ     1/2枚(ざく切り)

スナップえんどう 6本(すじをとって斜めに切る)

あさり水煮缶   1/2缶

コンソメ(顆粒) 小さじ1/2

水        1と1/2カップ

塩・こしょう   各少々

 【作り方】

鍋に水とあさり缶の汁、コンソメを入れて熱し、煮立ったらキャベツ、スナップえんどうを加える。火が通ったら、あさりの身を加え、塩、こしょうで味を整える。

 【ワンポイント】

☆キャベツはレタスでもよい。

☆残ったあさりの水煮は保存容器に移して、冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切ること。

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