ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
トレンド
肉は1食当たり80グラムが適量 たけのこ入りチキンバーグ
更新
薄着になってくると気になるのが体重や体形。いろいろなダイエット法がありますが、体重(体脂肪)を減らすには食事からの摂取エネルギーを減らす、または運動などで消費エネルギーを増やす、のどちらか、または両方を組み合わせるしかありません。これを食べればやせる、というものは残念ながらありません。
まずは、何を多く食べているのか、どうして食べてしまうのかを、見極める必要があります。そのよい方法が、食べているものを書き出すこと。食事をした時間、内容、量、外食だったかどうか、など間食や酒なども含め、口に入ったものをすべて書きとめます。すると、食べ過ぎているもの、すなわち摂取エネルギーを増やしているものがわかってくるでしょう。
食べ過ぎているものの一つに、肉が挙げられます。肉は太る食材、と思われているようですが、肉で太るのではなく、肉は適量を守りにくく、食べ過ぎになりやすいので、太る原因になりやすいだけなのです。その肉の適量ですが、成人の場合1食当たり80グラム程度。手のひらにのるくらいが目安です。計ってみると、多分、ふだん食べている1食の肉の量より少ないでしょう。でも、それで十分なのです。
今回のチキンバーグですが、鶏ひき肉の量は1人分50グラムです。でもそれだけでは、当然物足りないので、エネルギーを上げずにかさを増す食材と組み合わせて仕上げています。すりおろしたゆでたけのこがその役割を果たしています。
このほか、ひき肉に細かく刻んだ野菜や豆腐を加える、薄切り肉で野菜やきのこ類を巻いて焼く、などもエネルギーを上げずに、満足感を得られる一品に仕上げるテクニックです。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
※154kcal、塩分1.0グラム(1人分)
ゆでたけのこ 100グラム(すりおろす)
鶏ひき肉 200グラム
ねぎ 1/4本(みじん切り)
卵 小1個
かたくり粉 大さじ1
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
サラダ油 大さじ1
しそ 8枚
ミニトマト 4個
ポン酢しょうゆ 適宜
〔1〕ボウルにゆでたけのこ、鶏ひき肉、ねぎ、卵、かたくり粉、塩、こしょうをあわせて、よく混ぜる。
〔2〕18~20センチの小さめのフライパンに油を入れ、〔1〕を平らに伸ばし、中火にかける。厚みの半分が白くなったらひっくり返し、中まで火を通す。ひっくり返すのが難しい場合は、一度皿に入れてから反対側にする。食べやすく切ってしそを敷いた器に盛りつけ、ポン酢しょうゆをつけ、ミニトマトを添える。
☆残りのチキンバーグは1食分ずつラップで包み、冷凍保存可。
※50kcal、塩分1.0グラム(1人分)
キャベツ 1/2枚(ざく切り)
スナップえんどう 6本(すじをとって斜めに切る)
あさり水煮缶 1/2缶
コンソメ(顆粒) 小さじ1/2
水 1と1/2カップ
塩・こしょう 各少々
鍋に水とあさり缶の汁、コンソメを入れて熱し、煮立ったらキャベツ、スナップえんどうを加える。火が通ったら、あさりの身を加え、塩、こしょうで味を整える。
☆キャベツはレタスでもよい。
☆残ったあさりの水煮は保存容器に移して、冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切ること。