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雨の日だから楽しめるおしゃれ ファッションディレクターの関本美弥子さんに聞く
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松屋銀座の吹き抜けに咲いたカラフルな傘の花。大胆なフラワープリントや2色使いの花柄などフラワーモチーフもさまざま=2014年6月4日、東京都中央区(栗橋隆悦撮影)
トレンドアイテムや旬の着こなしを、東京・松屋銀座の東京生活研究所のファッションディレクター、関本美弥子さんに聞く連載の10回目。今回のテーマは「雨の日もおしゃれを楽しもう!」です。足元が悪く、雨具などの荷物が増えるこの季節は、外出がおっくうになりがち。でも、お気に入りのレイングッズを見つけて、コーディネートに取り入れれば、雨の日のお出かけもハッピーになるかもしれません。
ブルー、イエロー、ピンク、グリーン…松屋銀座の7階まである吹き抜けに6月、色も柄もさまざまな傘の花が咲いた。
松屋銀座は毎年、梅雨に合わせて「GINZAの百傘会」を開催。今年は(6月)26日まで約3000本の傘を販売している。「雨の日、洋服の色や柄に合わせて、どの傘をさそうか…などというように、傘を実用だけでなく、ファッション小物の一つとして取り入れてみませんか」と、関本さんは提案する。
春夏ファッションのトレンドは傘にもしっかりと反映され、流行のボタニカル(植物)柄や、トロピカルな花柄など、定番だった小花柄よりも、今年は明るく大胆な花柄が目立つ。色も、春先に流行した女性らしい多色使いのパステルカラーもあれば、白×ブルー、白×グリーンなどのシンプルな2色使いといった、爽やかで大人っぽい色合いがトレンドのようだ。
こうした傘を洋服と合わせる際は「無地の洋服にはプリント柄の傘、柄もののワンピースには無地の傘といったように、少しずらしたコーディネートは取り入れやすいですよ」と関本さん。雨の日はつい「濡れてもOK」な適当な服を着てしまいがちだが、傘を中心にしてコーディネートを組むと、おしゃれに前向きになれそう。
一方、レインコートを着こなしのポイントにするときは、傘とのトータルコーディネートでインパクトたっぷりの着こなしが実現する。「トップスとボトムスを上下揃いで着るのがトレンドですが、レインコートと同柄の傘をセットアップ感覚で持つのもおすすめです」
英ロンドン在住の日本人女性デザイナーが手がけ、ポップなテキスタイルデザインに定評があるブランド「machiko jinto london(マチコ ジント ロンドン)」は、レインコートと同柄の傘を色・柄さまざまに展開する。
のみの市にあるようなビンテージファブリックなどから着想を得て生まれたマチコ ジントの生地は、ロンドンの曇天をぱっと楽しい気分に変えるほど、色鮮やかで柄はポップ。
例えば、鮮やかなブルーの生地にえんじ色の水玉がおしゃれなレインコート(3万9000円)は襟ぐりが広く、幅が狭めの襟や、Aラインのシルエットがレトロな趣。着れば首元を額縁のように引き立て、中に着る洋服やネックレスとのコーディネートも楽しめる。手首が少し見える丈の袖や膝丈の裾は長すぎず、軽やかに着こなせそう。同柄の傘(1万8000円)とトータルで揃えると、より印象的な着こなしがかなう。
また、雨の日のおしゃれアイテムで、ここ数年で最もバリエーションが豊かになったのは、レインシューズだろう。
ブーツタイプは、丈がロングからミドルまであり、エンジニアブーツタイプのハードなデザインから、フラワー柄やリボン使い、ヒールアップした女性らしいものも。
こうした丈のあるレインブーツをバランスよく履くコツを関本さんに聞くと、「ロングブーツなら膝頭が少し見えるようにするなど足元の肌を少しだけ見せるようにするとバランスが取りやすいでしょう」。
例えば、ハンターの花柄のロングブーツ(1万6000円)に合わせたのは、今年流行のデニムワンピース。「ブーツでボリューム感が出た足元を、裾のふんわりしたシルエットで和らげてみました」。膝を見せることで、軽やかな着こなしに。レインコートとさまざまな丈のブーツと合わせる際にも、ほんの数センチ程度肌を見せると、バランスが取りやすいという。
また今年は、バレエシューズで人気のブランド「レペット」が初めてレインシューズを発売するなど、フラットなレインシューズも充実。
おしゃれなデザインのレイングッズを1つ、ワードローブに投入すれば、雨の日が待ち遠しくなりそうだ。(文:津川綾子:撮影:栗橋隆悦子/SANKEI EXPRESS)