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世界にひとつの自分だけの樽 青木冨美子

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世界にひとつの自分だけの樽 青木冨美子

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筆者(青木冨美子さん)のオリジナルワインを手にしたVINIV創始者のスティーブン・ボルジェCEO(最高経営責任者)=2014年6月12日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 ロンドン最古のワイン商ベリー・ブラザース&ラッド(BB&R)日本支社がVINIVの創始者スティーブン・ボルジェCEOを招聘(しょうへい)。ワイン愛好家注目のプロジェクトを発表しました。

 VINIVは、ボルドー格付け第5級の名門ランシュ・バージュとタッグを組み、ワンランク上質なオリジナルワイン造りを展開。顧客は収穫から醸造までの工程に参加し、カスタムメイドの樽(288本/1樽から注文可)から、世界にひとつのマイワインが入手できます。

 ボルジェ氏のサポートを受けながらワイン造りに挑戦してみました。当日はVINIVが所有する赤ワイン用15区画の畑のなかの6区画のワインを使用。カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)、カベルネ・フラン(CF)、メルロ(ME)の3品種で、若々しいタイプと力強いタイプが、各2種ずつがありました。6アイテムを試飲後、どのワインを何%ブレンドするかを決めます。

 長熟タイプが造りたかった私は、パワフルなCS70%とCF15%。若いMEを15%ブレンドしてみました。バランスの良いワイン完成。できればもう少しタンニン(渋み)の要素が欲しかったです。VINIVには、このような顧客の要望に完璧に応えるため、世界トップクラスのコンサルタントが参加しています。こまめな意見交換を行い、一連の工程を経たワインは約2年後に手元に届きます。コストは、6900ポンド(118万円)~で、送料や関税などが加算されます。結婚式や会社の創立記念日、家族の記念日などで活用されています。私がチャレンジしたワインの名はDream Come True! 288本にそのラベルを貼れる日がくることを願いながら…。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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