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腕時計×Android=「勝利」 Googleの装着型端末発売

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腕時計×Android=「勝利」 Googleの装着型端末発売

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韓国・LG電子の腕時計型端末「Gウォッチ」の画像をみせながら機能を説明するグーグルのアンドロイド部門の技術担当責任者デビッド・シングルトン氏。グーグルはアンドロイド搭載端末同士の連携で市場の制覇をもくろむ=2014年6月25日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(共同)  米IT大手グーグルは6月25日、サンフランシスコで開いた年次開発者会議で、体に装着して使うウエアラブル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド・ウエア」を搭載した初の腕時計型端末を3種類発表した。韓国のサムスン電子とLG電子、米モトローラ社がそれぞれ製造を請け負う。IT系として最有望商品といわれるウエアラブル端末の中でも「スマートウオッチ」と呼ばれる腕時計型は最も人気を集めるとみられ、米アップルも10月に発売する見通し。グーグルはアンドロイド搭載端末同士を連携させることで他社に打ち勝つ考えだ。

 LGの腕時計型端末「Gウオッチ」は25日、日米など12カ国で販売を開始した。価格は2万2900円、米国では229ドル。サムスンの「ギアライブ」は2万2000円で、米国では199ドル。近日発売する。いずれもグーグルのオンラインストア「グーグルプレイ」で購入できる。円形ディスプレーが特徴的なモトローラの「モト360」は今夏、米などで発売予定だが、日本での発売は未定という。

 これらの時計型端末は指で画面を触って操作するが、音声操作も可能で「OK、グーグル」と呼びかけた後、海外の天候や時間、近隣の飲食店や知人との待ち合わせ場所への経路など身の回りの情報を口頭で質問し、手軽に調べることができる。

 アプリ遠隔操作

 しかし、今回お披露目された商品の本当のすごさは別のところにある。同じアンドロイドを搭載したスマホやタブレット端末と連携させれば、互いの情報の一元管理や連携操作が可能になるのだ。

 例えば、自分のスマホに電話や電子メールの着信があったことが分かるだけでなく、そうした電話や電子メールを送信してきた相手に対し、今度は自分が時計型端末に音声で呼びかけ、自分のスマホやタブレット端末から電子メールを送るなど、アプリの遠隔操作ができる。腕時計型端末で計測した心拍数といった身体情報をスマホなどに記録することも可能という。

 グーグルによると、スマートフォンの利用者は1日平均で125回も画面をチェックしているが、時計型端末を身につければスマートフォンを取り出さなくても必要な情報を簡単に扱うことができるというわけだ。

 会議に登場したグーグルのアンドロイド部門の技術担当責任者、デビッド・シングルトン氏は、約6000人の開発者を前に、腕時計型端末の最新機能を説明しながら「あなたに関連する情報をすぐに見ることができ、誰かといる時でも重要なメッセージを見逃すことは決してない」と自信を見せた。

 スマホ4分の3に搭載

 グーグルによると、現在、全世界でアンドロイド搭載端末の利用者は約10億人。昨年、全世界で出荷されたスマホのうち約4分の3はアンドロイドを搭載しており、台数では米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を突き放している。

 この圧倒的なシェアを背景に、グーグルは時計型端末も“アンドロイド連携”による制覇をめざす。その一環としてグーグルはこの日、スマートフォンと車載端末をつなぎ、運転しながら通話ができる新たなソフトウエア「アンドロイド・オート」や、スマートフォンでテレビの操作が可能な「アンドロイドTV」も発表。連携の質や種類の大幅な強化を打ち出した。(SANKEI EXPRESS

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