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でんぷん質豊富、ビタミンB群、鉄なども 牛肉と白いんげん豆の甘辛煮
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牛肉と白いんげん豆の甘辛煮。※320kcal、塩分1.5グラム(1人分)
10月13日は「豆の日」です。私は数年前から、家庭における豆の消費を促す活動に携わっていますが、「豆の日」普及推進協議会のホームページ(mame-no-hi.jp/beans/)をごらんいただくと、「豆の日」について、以下の説明があります。
『日本には、いにしえより旧暦の8月15日の「十五夜」と9月13日の「十三夜」に月を愛(め)でる月見の風習があります。いまでは月見のお供えといえば月見団子ですが、昔は、ちょうどその頃収穫される作物として十五夜にはサトイモを、十三夜には豆をお供えして食べる習わしがありました。そのため、十五夜は「芋名月」、十三夜は「豆名月」とも呼ばれています。
「豆の日」は、豆名月に豆をお供えして食べていた風習にちなんだものです。旧暦の9月13日は、新暦にするとその年によって日付が変わるために、10月13日を「豆の日」としました。』
乾物は一晩、水に漬け、1時間ほど煮るという手間が少々面倒に感じられます。しかし、一度煮ておけば、小分けにして冷凍保存でき、使いたいときにすぐ使えます。手間が面倒なら、水煮やドライパックもあります。
豆には「畑の肉」と言われる良質タンパク質源が豊富な大豆と、ごはんや芋に多いでんぷん質が豊富ないんげん豆や小豆があります。今回使ったいんげん豆はでんぷん質が豊富なので、じゃがいもの代わりにコロッケや煮込み料理に使ってみましょう。
豆は食物繊維や代謝を円滑にするビタミンB群、貧血予防に欠かせない鉄、骨を丈夫にするカルシウムなども期待できますので、ゆでたり、水煮缶で常備し、活用しましょう。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
※320kcal、塩分1.5グラム(1人分)
白いんげん豆(ゆでたもの) 100グラム
牛こま肉(食べやすく切る) 100グラム
砂糖 小さじ2
にんじん 1/2本(小さ目の乱切りにする)
ねぎ(斜めに切る) 1本
だし汁 1カップ
サラダ油 大さじ1/2
A(しょうゆ・みりん 各大さじ1)
〔1〕乾燥した豆はさっと洗って、豆の2~3倍量の水につけ一晩おく。そのまま、鍋にうつして火にかける。煮立ったら火を弱め、吹きこぼれない火加減で約40~60分、豆が指でつまんでつぶれる状態まで煮る。途中、あくをすくって、豆がゆで湯から出ないように水を足しながら煮る。
〔2〕牛肉に砂糖をもみ込んでおく。
〔3〕鍋にサラダ油を熱し、ねぎ、にんじんをさっと炒める。〔2〕を加えてさらに炒め、肉の色が変わったらだし汁を加えて、煮たったらあくをすくう。
〔4〕Aを加え、なじんだら豆を加え、落とし蓋をして10分くらい煮る。
☆牛こま肉は豚こま肉でもよい。
☆白いんげん豆は赤いんげん豆でもよい。
※225kcal、塩分0.9グラム(1人分)
白いんげん豆(ゆでたもの) 350グラム(粗くつぶす)
ベーコン 3枚(1センチ幅)
たまねぎ 1/2個(薄切り)
いんげん 5本(3センチ長さ)
マヨネーズ 大さじ1
粒マスタード 小さじ1(子供が食べる場合には入れないレシピに変更可)
塩・こしょう 少々
オリーブ油 少々
〔1〕フライパンに油とベーコンを入れて熱し、カリカリになるまでよく炒める。たまねぎを加えてキツネ色になるまでよく炒める。
〔2〕白いんげん豆といんげんを加えてひと混ぜする。さらに、マヨネーズ、粒マスタードを加えて混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
☆いんげんはゆでた絹さややアスパラガス、ブロッコリーでもよい。