≪直射日光は避け日陰で柔らかに≫

　江ノ電の長谷駅周辺には食べ歩きできるお店がたくさんあります。お団子を２人に食べてもらいました。人物を撮る時、とくに子供や女性を撮る時は、太陽が直接当たっている場所よりも、日陰で柔らかい光の方が、きれいに撮れるでしょう。

　【Ｄａｔａ】

・カメラは全て　　　　Ｃａｎｏｎ　ＥＯＳ　５Ｄ　Ｍａｒｋ　ＩＩＩ

・絞り　　　　　　　　４

・ＩＳＯ　　　　　　　１００

・シャッタースピード　１／１００

・ＷＢ　　　　　　　　晴れ

　≪大仏様と小さな子供たち　台に乗れば高さピッタリ≫

　背の高い大仏と子供の背の高さは差がありすぎるので、どちらも入れようとすると顔が小さくなりがちです。高さを合わせるようにどこかに登るなど、少しでも高さを合わせると、顔が大きくなり、表情が分かるでしょう。３歳未満の子供は台に乗せれば動かずにこちらを見るので、小さな子供は台に乗せるのもコツの一つです。

　【Ｄａｔａ】

・絞り　　　　　　　　４．５

・ＩＳＯ　　　　　　　１００

・シャッタースピード　１／３２００

・ＷＢ　　　　　　　　晴れ

　≪目線を下げて音まで撮ろう≫

　カメラは地面に置くような気持ちで撮ります。液晶画面が可動式のカメラだと、液晶に角度を付けてあおるようにすれば、楽にこのカットは撮れますね。砂利の音が聞こえてきそうな作品を撮りましょう。

　【Ｄａｔａ】

・絞り　　　　　　　　４．５

・ＩＳＯ　　　　　　　４００

・シャッタースピード　１／２００

・ＷＢ　　　　　　　　晴れ

　≪チャンスに備え一度試し撮りを≫

　江ノ電の車内です。２歳児らしいしぐさを記録したいですよね。シャッターチャンスはいつやってくるか分かりません。車内に入ったら露出が変わるので、一度試し撮りをするなど適正露出にセットしておくといいでしょう。子供の動きは早いので、なるべくシャッタースピードが遅くならないように感度をあげておきましょう。

　【Ｄａｔａ】

・絞り　　　　　　　　４

・ＩＳＯ　　　　　　　８００

・シャッタースピード　１／１２５

・ＷＢ　　　　　　　　晴れ

　≪広角レンズで瞬間を狙う≫

　祈る姿は、子供でもお年寄りでも美しい被写体になります。人気の観光地では周りに人が入ってしまいますが、広角のレンズで被写体に近寄り、背景に他の観光客の方がいない瞬間を狙います。

　【Ｄａｔａ】

・絞り　　　　　　　　４．５

・ＩＳＯ　　　　　　　１００

・シャッタースピード　１／２５００

・ＷＢ　　　　　　　　晴れ

　■須藤夕子（すどう・ゆうこ）　１９７４年、横須賀市出身、広告代理店など３年間のＯＬ経験を経て、カメラマンの道を目指す。現在フリーランスカメラマンとして雑誌、広告など国内外の著名人ポートレートを過去１０００人以上撮影。その他に写真講師として各地で教えている。

＜公式サイト＞ｓｕｄｏｙｕｋｏ．ｃｏｍ

＜フェースブック＞ｙｕｋｏ．ｓｕｄｏ１

　【私のイチオシ】

　鎌倉を観光したら、電車に乗る前にこちらに立ち寄り、その日撮った写真をすぐにプリントしてアルバムを作ろう！　デザインアルバム（税込み１０８０円～）を購入すると、Ｌサイズの写真プリントが１０枚付いて、いろいろな柄のマスキングテープやペンを無料（２時間）で貸してくれます。アルバムを購入しなくても、税込み５４０円で２時間利用可能。

　■パレットプラザ鎌倉小町通店　（電）０４６７・２４・４９５５。＜営業時間＞午前１０時～午後８時。年中無休。

　【読者写真】夕子先生のワンポイントレッスン

　ライブ撮影やセミナーなどはモニター画面があることが多く、手前に露出をあわせるとモニターが真っ白になってしまいがちですが、文字もしっかり写っていて、その場の雰囲気の良さも伝わってきます。ドラムは大きな音の出る楽器ですが、静けさを感じられる作品ですね。（今回の読者：タイトル「ステージ」、東京都あきる野市　仲谷昇さん）

　≪作品お待ちしております！≫

　カメラ女子の力作を募集します（男性もＯＫ）。テーマは自由です。Ｆａｃｅｂｏｏｋの「笑顔泥棒写真倶楽部」では無料で写真添削をしています。投稿写真の中で良い作品は、こちらの読者コーナーで発表されます！

　投稿写真はメールでも受け付けます。作品名▽氏名（希望者はハンドルネーム）▽住所▽電話番号▽職業▽使用カメラ機種▽撮影場所▽撮影日－を記載。投稿お待ちしています！　ｅｘ－ｃａｍｅｒａ＠ｓａｎｋｅｉ．ｃｏ．ｊｐ