「フード・アクション・ニッポン　アワード２０１４」（実行委員会主催）は、安心しておいしく食べていける社会をめざし、国産農林水産物の消費拡大に寄与する全国の事業者・団体の取り組みを募集し、表彰するもの。今年が６回目で計９９２件の応募があった。

　大賞のカゴメのほか、商品部門の最優秀賞には大潟村あきたこまち生産者協会とネピュレの「『コメネピュレ』による新たな米需要の創出」、販売促進・消費促進部門の最優秀賞には全国漁業協同組合連合会の「漁師自慢の魚『プライドフィッシュ』で水産物の消費を拡大」、流通部門の最優秀賞にはローソンの「食にまつわる問題を解決！“健康”をキーワードに国産原料で商品を開発するミールソリューション」、研究開発・新技術部門の最優秀賞にはシャープの「『ヘルシオお茶プレッソ』で茶葉を挽（ひ）いてまるごと飲む新しい習慣を提案」がそれぞれ選ばれた。

　東日本大震災被災地の食と農の復興に寄与する取り組みを表彰する「食べて応援しよう！賞」には、石巻専修大学と島金商店の「石巻漁港で水揚げされるサバと地元産小麦粉を使用した『サバだしラーメン』」など５件、「食文化賞」には、おくのほそ道最上川そば三街道協議会の「最上川沿いでそば三昧『そばの里まつり』」など５件、審査委員特別賞には計１２件が選ばれた。ＪＲ有楽町駅前では、受賞事業者・団体が展示、商品サンプリングを行い、大勢の人でにぎわった。（ニュースペース・コム、写真も／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）