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【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】歴史と活気あふれる築地市場
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フラッシュは使いません。息を合わせる一瞬を撮り逃さないために、緊張感を伝える一枚を広角レンズで撮影しました。撮影をしていいかどうか、確認してから撮影しましょう=2014年9月22日、東京都中央区(須藤夕子さん撮影) 2年後の移転が決まっている東京都中央卸売市場築地市場の場内を写しました。江戸時代初期の頃、日本橋の魚市場として始まり、関東大震災直後に築地へ移転し、江戸から東京へと食文化を支えてきた築地市場。今と昔の変わらない部分と変わった部分を感じながら撮影しました。シャイな職人の笑顔を盗むのは容易ではありませんでしたが、働く姿はカッコ良く、フォトジェニックで撮影は楽しい場所でもあります。
≪仕事の邪魔せず撮影許可をとる≫
マグロ専門の仲卸業者「内藤」さん、刀のような特殊な包丁で大きなマグロを3人掛かりで切る姿は、場内の中でも絶対に撮影したいスポットですね。魂を込めて、感謝の気持ちを込めて、集中して切っているように見えました。場内は暗い場所が多いのですが仕事の邪魔にならないようにフラッシュは使いません。息を合わせる一瞬を撮り逃さないために、ブレないよう気をつけながら、緊張感を伝える一枚を広角レンズで撮影しました。撮影をしていいかどうか、きちんと確認してから撮影しましょう。
・カメラは全て NIKON D800
・絞り 4.5
・シャッタースピード 1/60
・ISO 1000
・WB 太陽
≪スキンシップ取りながら良い表情ひきだして≫
マグロが並び、社長(左手前)と若い衆の集合写真を撮らせてもらいました。普段、家族や仕事仲間と肩を組んで撮影するってことはほとんどないと思います。撮影をする側が声をかけて、ポーズをお願いすると、みなさん照れながらもうれしそうな表情になります。ただ立って撮影するよりも、集合写真はスキンシップを取りながら撮影した方が、良い表情が撮れるでしょう。
・絞り 4.5
・シャッタースピード 1/60
・ISO 1000
・WB 太陽
≪手前や奥に象徴するモノを≫
撮影時間は朝7時くらいです。働いている人は夜中の2時くらいから働いている人もいるので、7時は仕事の中休みのような時刻なのでしょうか。リラックスしてお茶を飲んでいる方の笑顔が撮れました。働く人を撮るときは、その場所を象徴するようなモノを手前や奥に入れると良いでしょう。
・絞り 5.3
・シャッタースピード 1/15
・ISO 1000
・WB 太陽
≪高い位置から情景取り込む≫
カナダのトロントから来たという外国人観光客のカップル。築地の石畳とその上に積まれたたくさんの発泡スチロールなど、築地らしい情景を取り込みながら、全身を入れて縦で撮影しました。築地市場の場内は、常に掃除されていて、虫が一匹もいないのに驚かされます。少し上から撮りたかったので、ファインダーをのぞかず、被写体に半押しでピントを合わせてからカメラを高く持ち上げて撮影しました。
・絞り 4.5
・シャッタースピード 1/50
・ISO 1000
・WB AWB
≪モノクロでクラシカルに≫
何十年と変わらぬ景色を撮りたくて、モノクロでターレーを運転する姿を写しました。ここは以前、貨物列車の引き込み線が入り、魚を積み降ろしていた場所だそうで、トラックが走っているこの写真は現代的な写真なのでしょう。でも、働いている人の威勢の良さや人情はきっと変わらないのかなと思いました。背景もトラックも分かるように撮りたかったので、絞り優先にしました。絞りはF10まで絞って撮りました。
・絞り 10
・シャッタースピード 1/100
・ISO 400
・WB モノクロ
≪セットのような空気感切り取る≫
場内の上にはオフィスがあり、特別に撮らせていただきました。築地市場の午前11時21分は、ほとんどの人が仕事が終わった時刻でもあります。目で見るよりも、写真の方がその場の空気感をよりよく伝えていると思います。なにげない植木が人の気配を感じさせる写真になりました。まるで映画のセットのようなノスタルジックな建物は貨物列車が入ってきていた関係で、緩やかにカーブを描いています。
・絞り 8
・シャッタースピード 1/100
・ISO 1000
・WB モノクロ
公式サイト:sudoyuko.com
<フェースブック>yuko.sudo1
小湊鉄道の飯給駅で撮影した観光客だそうです。とても楽しそうな笑顔ですね。中に入り込むと顔が暗くなりがちですが、露出も顔に合わせてキレイに撮れてますね! また投稿お待ちしています!(今回の読者:埼玉県さいたま市 摂津晴久さん)
カメラ女子の力作を募集します(男性もOK)。テーマは自由です。Facebookの「笑顔泥棒写真倶楽部」では無料で写真添削をしています。投稿写真の中で良い作品は、こちらの読者コーナーで発表されます!
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