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飲めば飲むほど発見があるボルドー 青木冨美子
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来日した(左から)マーケティング・ディレクターのフランソワ・ジュモ、国際広報担当セシル・ア、アジア市場責任者のトマ・ジュリアン各氏=2014年11月12日(青木冨美子さん撮影)
安定した人気を維持している仏ボルドーワイン! 日本は世界で16番目の消費国ですが、ボルドーワインの輸出国としては5番目に位置しています。
先日、ボルドーワイン委員会から関係者が来日し、10月から主要7カ国(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、ベルギー、中国、日本)向けに同時展開している新キャンペーンについて、その一端を披露しました。現在、ボルドーワインは2500万本輸入されていて、毎分46本(赤40:白6)が消費されている計算になるそうです。
プレスランチでは石田博氏がナビゲーターを務め、六本木のフレンチ『レストラン リューズ』の飯塚隆太エグゼクティブ・シェフがメニューをアレンジ。各料理に合わせて赤・白2種類ずつが供出され、ワインと料理のハーモニーを試しました。赤に魚料理、白に肉料理という組み合わせでも違和感がなく、守備範囲が広いボルドーワインという印象を強く植え付けました。
ワインは1000~3500円までの値頃感のあるタイプで、『バリューボルドー2014』の100本からセレクトされたものでした。ちなみにバリューボルドーとは、エントリーされた約500本のワインを10人のプロのテイスターがブラインドによって評価したもので、ひとめでわかる、おいしさの印は“バリューボルドー”のロゴ付き公式シールで判別できます。
キャンペーンの新キャッチコピーは“見れば見るほど発見がある”なのですが、“飲めば飲むほど発見がある”のがボルドーワインだと、私は思っています。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS)