SankeiBiz for mobile

サンフランシスコで思い出づくりのお手伝いをするヤマトナデシコ 青木冨美子

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのトレンド

サンフランシスコで思い出づくりのお手伝いをするヤマトナデシコ 青木冨美子

更新

「ホワイトホール・レーン」を持つ岩元美度里さん(左)とシニアバイヤーのドン・ジレットさん=2014年9月14日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 「記念品や贈答品として使われることが多いので、皆さん、楽しみにしてワインを買っています。おいしいワインをすすめれば、リピーターになってくれますし、うれしい言葉が届きます。ワインは思い出づくりを助ける飲み物ではないかと思います」と語るのはサンフランシスコ(SF)のダウンタウンで25年以上続いているカリフォルニアワインの専門店『Napa Valley Winery Exchange(NVWE)』でワインコンサルタントとして活躍している岩元美度里さん=写真左。デザインの勉強のため米国留学し、グラフィックデザイナーとして働いていた後、結婚を機にSFへ。ワイン産地を訪問しているうちにワインに興味がわき、NVWEで日本語が話せるスタッフを募集していたことがきっかけで、この道へ。

 顧客からの要望に丁寧に応える彼女の姿はヤマトナデシコならでは、と感じました。スタッフは6人。岩元さんは勤めて7年になります。私は岩元さんと頼りになるシニアバイヤーのドン・ジレットさん=写真右=が勤務する週末にお邪魔しました。店舗には多い時で700種類の銘柄、1万本以上の在庫があり、オールドビンテージの品揃えや日本未入荷のワインも多い由。日本からメールで直接岩元さんに相談、注文ができます。

 NVWEのオーナーはナパ・ラザフォードにある家族経営のワイナリー『ホワイトホール・レーン』のトーマス・レオナルディーニ氏で、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロは特に高評価を得ています。岩元さんの一番好きな品種もカベルネとのこと。ブレンドし、他の品種を支えることで本領を発揮するカベルネ・ソーヴィニヨンは岩元さんによく似合います。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

ランキング