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【中塚翠涛 ココロのかたち】1年の終わりに 手書きの年賀状 必ず喜ばれます
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早いもので、2014年も残すところ1カ月となりました。皆さま、師走を前にココロがそわそわとし始めていませんか?
冬の朝はひんやりと澄んだ空気が胸の奥まですーっと流れて、一年の出来事をきれいにお掃除してくれるようです。毎年この季節には海外を訪れることが多いので、無性に行きたくなっていた今日このごろ…都内での打ち合わせの合間に、突然の雨。傘を持っていなかった私はダウンコートのフードをさっとかぶってタクシーを探していました。ところが、なんだか急に雨が心地よく感じて、少しばかり歩くことに。次の打ち合わせまで時間があるので、カフェで雨宿りをすることにしました。
迎えてくれたボーイのお兄さんが外国の方だったので、気持ちだけパリにトリップ! 注文したラテとショコラの味もイメージ通りで、ほんの小一時間プチ旅行気分を楽しみました。
今年の冬は1月に控えた個展の準備やイベントに、相変わらず走り回っていますが、ほんの小さな喜びのおかげで豊かな気持ちでいられます。
さて、今回のレッスンはクリスマスのグリーティングカードと、年賀状を取り上げました。どちらもかしこまったあいさつではなく、お友達や会社の同僚を想定しています。クリスマスカードは、アルファベットをゴールドの筆ペンで書くと華やかな印象に! 最近では輸入もののすてきなカードも種類が豊富です。お気に入りを見つけたら、そちらのカードに一言添えるのもいいですね。
年始のごあいさつは、LINEやメールで簡単に済ませてしまうのも便利ですが、長年の友人や家族、お世話になった方へ手書きの年賀状は必ず喜ばれます。決まりきったものでなく自分の好きな一字を書くのもいいと思います。気負いすぎず筆遊び感覚でぜひ挑戦してみてください!
今年4月に始まった「ココロのかたち」はこれが、年内最後の号です。見開き2ページのフルカラーという、なんともぜいたくなページを担当させていただき、毎回どんなテーマにしようか楽しく悩んできました。作品、練習ページ、写真と、毎月自由に取り組ませていただき、学びの多い一年になりました。次号は1月3日です。2015年最初の作品です。どんな作品にしようかな?
それでは、少し早いですが、皆さま、よいお年をお迎えください。(書家 中塚翠涛(なかつか・すいとう)/SANKEI EXPRESS)