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経済
スターウッド 京都に来春「ラグジュアリーコレクションホテル」
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スターウッド_ホテル&リゾーツのロタ・ペール上席副社長=2014年12月2日 ラグジュアリーホテルを世界で展開するスターウッド ホテル&リゾーツ(米国)は来年春、京都・嵐山に最高級カテゴリーブランドのホテル「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を開業する。ラグジュアリーコレクションはスターウッド社の運営する9つのブランドホテルのうち、最高ランクに位置し、日本では初進出となる。経営は森トラスト(東京都港区)が行う。スターウッド ホテル&リゾーツと森トラストの共同事業は、「ウェスティンホテル仙台」に続き2例目。
「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」は保津川沿いに位置し、世界遺産の天龍寺に隣接し、渡月橋を見渡せる絶好のロケーションを誇る。39ある客室には、露天風呂付きスイートルーム4室、特別室2室、和室12室を備えている。館内には日本文化を表現する多彩なデザインが施されており、敷地内には伝統的な建造物を再生したレストランや甘味処、カフェ、日本庭園が配置される。
スターウッド ホテル&リゾーツのロタ・ペール上席副社長は「個々のお客さまにあわせた、きめの細かいユニークなサービスをセールスポイントにしていく。日本人客は主に京都の雰囲気や食文化を味わいたい55歳以上の比較的長い滞在者を想定している。一方、外国人客は若い富裕層で、日本を体験したい短期滞在者を取り込んでいきたい。日本人と外国人の顧客比率はおおむね半々程度になるだろう」と話す。
スターウッドでは、今後も国内外で高級ブランドホテルの展開を拡大する考え。ペール上席副社長は「日本のツーリズムに大きなチャンスを見いだしている。旅行者はなじみあるブランドのホテルが旅先にあることを期待している」と自信をのぞかせた。(SANKEI EXPRESS)