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小物を使って大人らしい華やかさ パーティーでの雰囲気作りに
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クリスマスを控え、街にイルミネーションが輝く、1年でいちばん華やかな季節になった。最近のパーティーは気心の知れた友人たちと集まるのが主流。仲間うちでも、ひと味違う着こなしで自分を印象づけたいところだ。そのポイントを、松屋銀座のファッション・ディレクター、関本美弥子さんと、メンズバイヤーの宮崎俊一さんに教えてもらった。
まずはウィメンズ。「華やかな装いで気分を上げていきましょう。アクセサリーやファーも添えて。とはいえ親しいお友達との集まりでは派手すぎず、居心地のいい雰囲気作りにひと役買うことで、良い印象を与えることができます」と関本さん。
その代表例がマトリョーシカのワンピース。黒サテンに、落ち着いたゴールドのふくれ織り素材を組み合わせて、華やかさの中にシックな雰囲気を醸し出す。襟元のファーは今年のトレンド、パステルカラーのピンク。「黒でもすてきですよ」。合わせるタイツは黒地にスワロフスキー付き。数年前に大流行したカラフルなタイツは、今年は影をひそめているようだ。靴は今年、人気が高いスエード地の黒ヒールに、エナメルのリボンがパーティー気分を盛り上げてくれる。
機知に富んだキッチュな装いも、クリスマスだからこそ挑戦できる。アリス アンド オリビアのニットは、ピンクの唇をふんだんにあしらったユニークなデザイン。黒のチュールのスカートで引き締めてクールさもプラス。合わせる斜めがけのバッグは、フェイスモチーフをあしらったデザインで遊び心が満載。財布や口紅、携帯電話など必要最小限のものが入る小ぶりのサイズだ。
そんなパーティー用バッグのイチオシが、アンテプリマの定番であるワイヤーのバッグ。持っていてうれしくなるようなキラキラ感で、いろいろな色がそろうので服に合わせたコーディネートがしやすい。
アクセサリーはチョーカーで首元をゴージャスに彩るのも良し、ロングネックレスで華やかに装うのも良し。ビッグビジューをポイントにしたヘアアクセサリーも気分をもりあげてくれる。パールのピアスにクリップを一つだけつける3対のセットは、今年ならではのアシンメトリー(左右非対称)のおしゃれだ。
女性をエスコートする男性は、普段のジャケットとパンツでは印象が薄い。「手持ちのジャケットにネクタイやピンズの『ワンポイント』をプラスすると、ぐっとおしゃれになりますよ」と宮崎さんは言う。
まずは冬の定番アイテム、ツイードジャケットを、華やかなスタイルに生まれ変わらせる。シャツはプレーンなブルーながらラウンドカラー(丸襟)でリラックス感を演出。パンツは明るいチェックで存在感を出そう。裾の長さは足元の靴にかぶさるくらいまで。「長すぎると後ろのシルエットがたるんで、脚が短く見えるので要注意です」。靴はツイードに合わせやすいスエードがオススメだ。
そしてカラフルな蝶(ちょう)ネクタイと造花のピンズをあわせた。ピンズはアップリケやクリスタルなど、女性がつけてもおしゃれで、クリスマスプレゼントにも良さそうだ。もしもこうした小物に抵抗があるのなら「ポケットチーフだけはつけましょう」と宮崎さん。それだけで華やかさが演出できる。
少し大きめのスカーフも、ネクタイの代わりに巻くなど応用が利く。特に水玉模様は「有名ブランドが新作を作り続けているほど、トレンドに左右されない貴重なデザイン」で、1枚は欲しいマストアイテムだ。
ストールはウールとシルクのリバーシブルなら、屋外ではウール地を防寒用に、室内ではシルク地を襟元に垂らしておしゃれを演出できる。ペイズリーは意外に合わせやすい柄で、クラシックな大人の着こなしに一役買ってくれる。
派手すぎず、大人らしい華やかさを演出するために服や小物の力を借りる。そのうえで、仲間との楽しい時間を過ごそう。(文:藤沢志穂子/撮影:宮崎裕士/SANKEI EXPRESS)
2014年12月13日(土)午後4時から、松屋銀座(東京都中央区銀座3の6の1)3階中央特設会場にて、クリスマスファッションのトークショーを開催します。
※価格はすべて税別です。