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再認識され始めた日本 「ヴィネクスポ・ニッポン」 青木冨美子

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再認識され始めた日本 「ヴィネクスポ・ニッポン」 青木冨美子

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チリのプレミアムワイン『アルマヴィーヴァ』の垂直テイスティングセミナー=2014年11月1日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 洗練されたワイン市場である日本に関心が高まっています!

 11月1、2日、ザ・プリンス・パークタワー東京で行われた『VINEXPO NIPPON2014(以下ヴィネクスポ・ニッポン)』に関して、12月4日付のプレスリリースで、「2016年も開催決定!」との発表がありました。ヴィネクスポは業界向けのワイン&スピリッツの見本市で、毎奇数年には本家ボルドーで、毎偶数年には香港で開催されています。

 今年初めて東京で行われたヴィネクスポ・ニッポンには15カ国・地域の生産者、500のブランドの出展があり、2日間の期間中、業界関係者3200人が来訪しました。海外からは台湾、インド、中国、シンガポール。全体の85%は日本国内の参加者でした。

 日本での初開催の理由について、主催者側は、第一にアジア・太平洋地域における第1位のスピリッツ輸入国であり、第2位のワイン&スパークリングワインの消費市場であること。第二として、成熟したワイン市場であり、日本にはまだ大きなポテンシャルがあることをあげていました。

 会期中のヴィネクスポ・ニッポン・アカデミーでは国際的に著名なスピーカーによるセミナーや、プレミアムワインの垂直テイスティングセミナー(ヴィンテージ違いの試飲)=写真=も行われました。

 ヴィネクスポのギヨーム・ドゥグリーズCEOはヴィネクスポ・ニッポンについて、見本市の国際的なイメージの強化をあげています。再認識され始めた日本のワイン市場。2年後の開催に向けて、さらなる活性化を図っていきたいものです。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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