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花柳界の文化 目・舌・耳で体験 「なでしこの踊り・冬」
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稽古に励む新橋の若手芸者衆=2015年1月21日、東京都港区(塩塚夢撮影) お座敷文化を気軽に体験-。新橋演舞場(東京都中央区)の地下特設会場で、会席弁当を味わいつつ新橋芸者衆の踊りなどを楽しめるイベント「演舞場発 文化を遊ぶ なでしこの踊り・冬」が2月9日から開催される。目と舌、耳で日本の文化の粋を丸ごと体験できる。
このイベントは、新橋演舞場と日本有数の花柳界である東京新橋組合がコラボレーションして誕生した企画。「新橋の花柳界は日本文化の集積地」と話すのは、東京新橋組合の広報を担当する和塾の田中康嗣(こうじ)さん。「芸者衆の踊りや三味線などの歌舞音曲に、手間ひまかけた料理、お座敷のしつらい、そして一流のおもてなし。日本文化のすべてが集まっている」。そんな花柳界の文化を、街の劇場から発信し、気軽に足を運んでもらおうと企画された。
芸者衆の踊りを鑑賞する機会として、新橋演舞場で年に1回開催される「東(あずま)をどり」があるが、今回のイベントは地下の食堂を利用した特設会場で行われるため、芸者衆との距離がより近いのが魅力。昨年8月に第1回が開催されたが、普段見ることができない「一見さんお断り」の世界を垣間見れるとあって連日満席の盛況に。好評を受けての第2回の開催となった。
今回の企画では、まず名料亭「金田中」の伝統を受け継いで作られた演舞場特製の会席弁当に舌鼓を打つ。続いて花街文化に造詣が深い寄席文字・江戸文字書家の橘右之吉さんが、特別ゲストとして登場。「花街文化のよもやま話 お江戸の眼」と題して、洒脱なトークで芸や食について紹介する。
その後、若手の新橋芸者衆4人があでやかな踊りを披露。「にぎやかな曲からしっとりした色恋まで、バラエティー豊かな踊りを用意しました」と田中さん。
さらに見るだけでなく、「虎けん」というじゃんけんのようなお座敷遊びも体験できる(参加者は抽選で選ばれた3人)。美しい着物に身を包んだ芸者衆との記念撮影も人気だという。
「芸者衆といえば京都」というイメージが強いが、新橋も現在60人以上が在籍する日本有数の花柳界。特に新橋の芸者衆は、芸のレベルの高さで知られているという。イベントに出演する千代奈さん(23)も幼い頃から日本舞踊の研鑽(けんさん)を積んだキャリアの持ち主。「おねえさん方から教え継がれてきた歴史や、日本の心を舞で表現したい。初めてご覧いただくお客さまが多いと思うので緊張しますが、楽しんでもらうようにがんばります」と稽古に励んでいた。(SANKEI EXPRESS)
イベントは2月9日から19日まで開催。いずれも正午開宴、午後2時終了予定(2月10、12、17日は貸し切り)。2月11日のみ夜の部(午後6時開宴8時終了予定)も開催。定員は各回120人。参加費は1万円(税・サービス料込み、飲料代別途)。チケットホン松竹 (電)0570・000・489