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経済
【OMOTENASHI SELECTION 2014】金賞(10)ARARE no RE こだわりの製法 斬新な装いで
更新
ポップ、タルト、揚げ、手のし、甘味、昔づくりの6つのジャンルで48種類もの味わいが用意され、伝統のお菓子が持つ本物の価値を新しい形で伝える=2015年2月17日(石原敏彦さん撮影、提供写真)
■精華堂霰総本舗/ARARE no RE
あられ本来のおいしさを無農薬、無化学肥料でつくられた安心、安全の食材を使って探求し、とりどりの色と形も楽しい48種類にも及ぶ味わいと食感が待ち受ける。機能性と日本的な贈答文化にも堪える品格を備えた斬新なパッケージに包んで、印象的なネーミングとともに新しい価値を運んでくる。
東京の下町で1935年に創業し、本当の価値を届けることに専心してきた。高品質のもち米とおいしい水を求め、91年に米どころで知られる宮城県大崎市の古川地区に工場を設立した。
独自の歩みについて清水敬太社長は3つのポイントを挙げる。
「まず主原料のもち米は丸粒のものだけを使っています。業務用のものを使うのが一般的とされる中で、この1点だけでも特別な意味があるようです。2点目は、契約農家のものを使うことはもちろん、無農薬、無化学肥料で栽培したものに限っています。農家の視点に立ち、継続して取り組める体制をつくることにも注力しています。3点目は有機JAS認定を取得していること。醤油(しょうゆ)、塩、みりん、米麹(こうじ)をはじめ、すべての食材について、できる限り無添加で自然なものであることに努めています」
有機JAS認定は農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された農産物、加工食品、飼料、畜産物に与えられ、全ての過程で監査が行われる。清水社長は「おいしく本当に価値のあるものは安心、安全なものづくりから生み出されています。長い時間をかけて土をつくることから始めなければなりませんが、環境を守り、農業を守り、未来のものづくりへとつながっていきます」と説明し、「ARARE no RE」は、ものづくりに注ぐすべての思いを目に見える形にしたものだという。
「本当の価値は実際に味わっていただいて初めて理解されるものです。見た目だけでは伝わらない秘められたインパクトを名前やパッケージ、品ぞろえや提供の仕方、価格などに反映させ、ブランドとして立ち上げました。高品質であることを『おどろき』『たのし味(み)』『てづくり』のキーワードに託しています」
新しいコンセプトを打ち立てながら、日本古来の精神性や世界観に根ざした深い思いも込めている。
「あられ、おかきは神様へのお供えのお下がりをいただく特別なお菓子として由緒が伝えられています。稲は日本の食に欠くことのできない存在で、文化や歴史に深くかかわっています。伝統に培われた本物のおいしさを世界に発信していきたいと思います」(ニュースペース・コム編集部/SANKEI EXPRESS)
■精華堂霰総本舗 <所在地>東京都江東区清澄3-10-5 www.seikadoarare.co.jp